ディスカバリー沖縄コース 2日目
登録日:2016年7月26日/更新日:2016年7月26日
7月26日、ディスカバリー沖縄コースは2日目を迎えました。
朝早くに起き、ホテルのプライベートビーチで散歩しました。子ども達は皆、透き通ったきれいな海に感激しています。珊瑚やきれいな貝、そしてヤドカリも発見しました。自然の生き物と出会うことができた沖縄ならではの朝です。
ホテルに戻り、朝食をいただきました。
沖縄コースの2日目午前は、釣り体験を行います。海がきれいで、護岸からでも魚の様子が見られました。釣りは初めてという子どもも多く、釣り上げたときは歓声が聞こえました。最高で6匹釣れました。キャッチアンドリリースで、釣れた後は海に逃がしました。
少し雨がぱらつくこともありましたが、まずまずの釣り日和でした。
お昼は琉球村で自分でトッピングして、沖縄名物タコライスをいただきました。デザートにはこれも沖縄名物のブルーシールのアイスをいただきました。
沖縄コースの2日目午後は、沖縄に残された戦跡を訪ね、「戦争と平和」について考えます。
最初に訪ねたのは対馬丸記念館です。ここでは、実際に対馬丸に乗っていらっしゃった方から貴重なお話をしていただきました。疎開のために対馬丸に乗った子どもたちは、魚雷によって撃沈され、短い生涯を終えました。自分達と変わらない年頃の子ども達の悲しい話を聞きました。
旧海軍指令部壕では、戦争中の地下陣地だった場所が今も保存されています。資料館の写真や映像を見て、戦争の知識を深めました。実際に壕の中を歩いてみると、壁に手榴弾の弾痕などもありました。こんなに暗く狭いところで多くの方々が生きようと頑張っていたということを実感することができました。
ひめゆり平和祈念資料館は、沖縄戦の負傷者の病院として使われていた地下壕です。ひめゆりの由来は植物の花のひめゆりとは実は関係がありません。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校は、それぞれに校友会誌がありました。一高女は『おとひめ』、師範は『白百合』と名づけられていました。両校が併置されることになり、校友会誌も1つとなり、両方の名前の一部を合わせて(「おとひめ」の姫と、「白百合」の百合)『姫百合』となりました。ひらがなで「ひめゆり」を使うようになったのは戦後だそうです。
沖縄の南部にある糸数壕(アブチラガマ)に入りました。ヘルメットをかぶり、懐中電灯を手にして、実際に兵隊や住民たちがどんな生活をしていたかを肌で感じる体験をしました。アブとは深い縦の洞穴、チラとは崖、ガマとは沖縄の方言で洞穴や窪みのことをいいます。子どもたちは、ガイドの先生から説明を真剣に聞き、沖縄戦の実相を知ることができました。事前学習の時より実物を見ることで、理解が深まりました。
戦争と平和について、多くのことを考える一日となりました。
那覇のホテルに到着し、夕食をいただきました。食事ができるということにも、いつも以上に感謝していただきました。
今日はたくさん学んだので、学習会で習ったことをまとめています。
たくさんのことを知り、感じ、考えた、忘れられない一日となりました。(23:10更新)
登録日:2016年7月26日/更新日:2016年7月26日