2月24日(火) ネパールにて
登録日:2015年2月24日/更新日:2015年2月24日
2月3日のNDダイアリーにも伊藤先生が書かれていますが、本校からは私と伊藤先生が年末から年始までネパールに行きました。ネパールのバンディプールにはノートルダムのネパール校があります。そこでおこなった活動については先にかいた伊藤先生のダイアリーを見ていただければと思います。
私自身はネパールには2011年3月に伺ってから、約4年ぶりに行きました。4年前は、首都でもしょっちゅう停電があり今回も覚悟して行きました。しかし、滞在中電気に困ったことはありませんでした。それは、至る所に太陽光発電が見られたからです。4年の間に大きく変わったように思います。しかし、天候が悪くなれば発電もままならなくなるでしょうから、特に雨期の時には電力が安定しているのか、していないのかどうなのでしょうか。
12月31日は首都カトマンズにいたのですが、外は大騒ぎです。泊まっていたホテルは海外旅行客が集まる地区だったので外は賑やかです。出かける前に、ネパールにはお正月はないので12月31日でも1月1日でも日常とは変わらない、と聞いていました。けれどさすがに31日は盛り上がるな、と感じました。外は騒がしく隣のレストランでは歌や鳴り物がものすごい音で鳴り響いていました。フロントに降りると、宿泊者がホテルの方にうるさいからなんとかしてほしいといっていました。それぐらいうるさかったです。
カウントダウンが終わり、少し時間がたつと静かになりました。翌日外に出ると、何もなかったように町の方は仕事を始めていました。そうです。あの騒ぎは外国人旅行者向けだったようでした。1月1日は他の日と変わらない平凡な朝でした。
海外に行くと感じるのは、自分たちの当たり前が当たり前ではないということ。そして、先進国よりネパールのような発展途上国にいくとより強く様々なことに気付かされることを改めて感じました。日本では水道をひねれば飲み水がでて、温かいお湯も簡単に手に入ります。道には信号機があり、ルールを守り車は走ります。けれどもネパールでは買った水でさえちゃんと封は切られていないかチェックをしないといけません。車は、縦横無尽に走ります。どちらが当たり前なのでしょうか。
日本は物資であふれかえっています。便利です。しかしネパールのような国に行くと今自分がおかれている環境が如何に裕福かという事を再認識させてくれました。裕福だからこそ今ある物を大切にしていかなければ、と思います。1度ネパールにいってみてください。すばらしい景色と、自分が知らなかった世界が広がっているかもしれません。
4年生 副担任 中藪 大意樹
1月1日 首都カトマンズの朝の様子 ネパール校がある バンディプールの町並み
登録日:2015年2月24日/更新日:2015年2月24日