2月3日(火) 理科の面白さ
登録日:2015年2月 3日/更新日:2015年2月 3日
去年の年末、私はネパールへ旅行に行きました。目的は、ポカラでの観光、食べ物、お寺巡りなどいろいろあったのですが、一番楽しみにしていたのは、本校の姉妹校である、ノートルダムバンディプール校での出張授業でした。「ネパールの子ども達に理科の面白さをどうやって伝えるか・・・」理科の知識や、専門的なことをしてもよかったのですが、私は理科の「探究的に物事に取り組む」という部分に触れて欲しいと思い、ペットボトルロケットの授業を実践することにしました。私は何度か日本で実践したことがあるものの、言葉も通じないネパールの子達に作り方を教えられるのか不安でした。しかし、授業が始まり、ペットボトルを飛ばし始めると、子ども達はノリノリになり、授業時間が終わっても、まだまだ飛ばし足りないという表情をしていて、結果的には大成功で終わることができました。理科を通して子ども達の笑顔をたくさん見ることができ、私としても「理科の楽しさは国境を越えて通じるんだ」という実感を持つことができ、素晴らしい経験をすることができました。
ペットボトルロケットは飛ばしていく中で「どうやったらもっと飛ぶのだろう」という不思議がたくさん出てきます。水の量、ハネの位置、飛ばす角度、重さ、大きさなど、いろいろ試行錯誤的に取り組むことで、最もよく飛ぶロケットが見えてきます。このように目の前で起きる現象や物事の様子に不思議を持ち、その不思議をどうにかしたいという探究心から、試行錯誤をして自分の答えを見つけて行く、こういった姿勢こそ本来あるべき、科学の姿だと私は思います。本校の子ども達にも、面白い理科の授業をこれからもしていきたいと思います。ネパールの子ども達へ。「ダンデバード(ありがとう)」
4年生担任 伊藤直之
登録日:2015年2月 3日/更新日:2015年2月 3日