7月26日、ディスカバリー北海道 I コースが出発しました。北海道を訪ねるコースは今年度から2コースになりましたが、このコースは「ボルケーノコース」と呼ばれるコースです。

ディスカバリー北海道 I コース
 ~ボルケーノ~
  • 有珠山と昭和新山の噴火、そして被災の歴史や被害について学ぶ。
  • 北海道先住民のアイヌの歴史とその文化を学ぶ。
  • 赤十字社の血液工場の見学を通し、医学の力について学ぶ。

北海道 I コースは京都駅に集合し、出発式を行いました。旅の安全を祈り、充実した旅になるよう一人ひとりが心に誓って出発しました。

新千歳空港への到着が30分ほど遅れましたが、無事迎えに来てくださったバスに乗り、出発しました。30度以上あった暑い京都から一変して、11時台の気温は16.2度でした。

北海道 I コースの1日目は、白老のポロトコタン・アイヌ民族博物館を訪ねます。

ポロトコタンとは、アイヌ語で大きな湖のそばの村という意味で、北海道の先住民族であるアイヌの文化や歴史を学ぶことができます。
到着後、アイヌ料理のお昼ごはんをいただきました。チャプオハウという鮭と野菜の汁物です。

食事の後、アイヌの踊りを見せていただきました。アイヌの古式舞踊は国の重要無形民俗文化財に指定されているそうです。アイヌの方々の自然への敬意を持った生活について学びました。

続いて、制作体験学習を行いました。
まず、アイヌの楽器「ムックリ」作りの体験をしました。ポロトコタンの先生方が手取り足取り、丁寧にご指導くださいました。ムックリとは、薄く削った竹とひもで作る口琴です。

次に、アイヌ文様の彫刻体験をしました。アイヌにはさまざまな文様があり、彫刻や刺繍で表現されています。

千歳に到着した時には、曇り空でしたが、ポロトコタンを出発する頃には気持ちの良い晴天になっていました。湖のそばの景色や澄んだ空気も楽しみました。

無事にホテルに到着しました。お世話になるホテルの方々にごあいさつしました。

夕食を済ませたら、明日訪ねる昭和新山についての事前講義を聴く予定です。(19:00更新)

昭和新山の持ち主である三松先生ご夫妻がノートルダムの子ども達のために、2日目の火山の学習に先立ち、ホテルまでお話をしに来てくださいました。火山も含め、自然を愛していらっしゃることを感じ取りました。

(7月27日更新)