「第57回 入学式」における理事長祝辞を掲載いたします。

第57回 入学式

 

理事長祝辞


学校法人ノートルダム女学院 
理事長 シスターモーリーン和田

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。
ご来賓の皆様、お忙しいところ、この式典にご臨席賜わり、本当に有難うございます。

一年生になった皆さん、ノートルダムでこれからの6年間、楽しく勉強してくださいね。

シスターは今、皆さんのお父様、お母様に お話しますので、皆さんには難しいかも分かりません。どう言うことが分かるかなあと思って聞いていてくださいね。分からない言葉は覚えておいて、後でお父様、お母様に尋ねてみてください。

さて、保護者の皆様、数ある小学校の中から、お子様のためにノートルダム学院小学校をお選び頂き、嬉しく思っております。この学校の教職員は、皆様の期待と信頼に応え、子ども達のために素晴らしい教育の場を提供致します。

ノートルダム建学の精神は、「慈しみ深い神様が、人間を“ご自分、すなわち神ご自身”に似たものとして創造されました。それゆえに、一人ひとりは、本当に尊く、ユニークで可能性に満ちた存在である。」というキリストの教えに基づいております。この考えの上に立って、私どもは、皆様のお子様を、神様からの大切な宝としてお預かりし、教育に当たっております。この学校で子ども達は、学力をつけるだけでなく、慈しみあふれる神様に祈る事を習い、自分も、友達も、みんな一人残さず、神様によってこよなく愛され、大切にされている事を、日々の学校生活の中で、教職員を通して体験する事でしょう。そして、自分の中に秘められた様々な可能性を発見し、開花させ、それによって人に奉仕することを学んでまいります。

この学校の設立母体であるノートルダム教育修道女会の創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーは、「人が変われば、世界が変わりうる」という確信を持って教育に当たっておりました。毎日、子ども達のうえに恵みを祈り、一人一人の子どものために神様が描いておられる未来の実現を目指して教育に当たっておりました。ノートルダム教育のミッションとヴィジョンの現代的表現は、「このミッションイメージ」にまとめられております。このカードは後ほど皆様にもお配りする事になっておりますが、徐々に様々な機会を通して、教職員からこれについての説明をお聞きになり、ご理解を深められると思います。

本日、入学式にあたり、日本各地のノートルダム修道院で、アメリカ各地で、ネパールで、ローマで、シスター達が、新入生の上に祝福を願って神さまに祈っております。
今後、保護者の皆様と教職員の協力によって、子ども達の健やかな成長を見る喜びを豊かにいただけることを確信し、お祝いの言葉とさせていただきます。

では、一年生の皆さん、元気で楽しく、頑張ってくださいね。

(2010年4月7日)