2月20日、長野県菅平高原で行われている4年生のスキー合宿は最終日の3日目を迎えました。

前日の天気予報通り、2月20日の朝は、雪が風に舞っていました。寒さはそれほどでもなく、長野市などでは雨になっているようです。菅平のゲレンデに舞い落ちる雪も大粒で湿っています。暖気とあって、ホテルの食堂の屋根には大きなつららがぶら下がっていました。

 

リフト沿いの並木も、昨日のみごとな樹氷とは打ってかわって、重い雪に枝をしならせています。
太郎山の頂上は、風が強いものの気温は0度で、昨日に比べると暖かく感じるぐらいです。

 

さあ、最後のレッスンの開始。平日、菅平のリフトはすべて8時30分から動き始めるのですが、この日は、一基だけ特別にノートルダムの8時からのレッスンスタートに合わせて下さいました。

昨日の絶好のコンディションで身につけたスキー操作のテクニックをさらにアップさせるには、重い雪もいい練習材料になるかもしれません。

 
 

2時間にわたる最後の講習を終えてホテルへ戻りました。スキーのかたづけ、着替えと荷物整理のあと、お昼をいただいた食堂でホテルの方へお礼をみんなで言いました。長野駅へ向かうバスの前には、インストラクターの先生方がずらりと並んで見送りをして下さいました。

 

あっという間の3日間でした。京都からの距離を考えると、日程はゆとりが少ないというよりは、充実した3日間だったと言えるでしょう。何より、大きなけがなく過ごせたことが喜ばしいです。

2日目の夜、コンベンションルームで「俳句大会」がおこなわれ、それぞれがスキー合宿への思いを十七文字に読みました。すぐれた句には、「裏太郎」(ゲレンデの名前)、「ダボス」(菅平は「日本のダボス」という異名があります)、「美やざき」(ホテルの名前)など、ご当地にちなんだ名前の賞がクラスごとに3つ、計12人に贈られました。それらを最後に紹介します。

 
 

「先生が とてもやさしい うれしいな」   「雪がふり たくさんつもり ふかふかだ」

「スキー場 いっぱい転んで うまくなる」  「ころんでも とても楽しい スキーの日」

「菅平 みんなすべって まっ平」      「ふわふわの 雪の林で お昼ねだ」

「銀世界 とびこみたくなる 白い海」    「雪がふり 友だちの顔 雪だるま」

「雪深く すべると消える スキー板」    「来たのかな 雪の野原に うさぎたち」

「飛騨の山 雪がつもって まいこさん」

 

「きれいだね 日本アルプス 雲の上」