朝の様子です。みんな元気です。

 

この日は、全州の伝統的な文化に触れます。全州の伝統的な建物がのこる韓屋マウル周辺を探索しますので、地図をみながらその確認をしました。

 

 

雨の中でしたが、バスで移動しました。

バスから見えたのは道路にたちならぶたくさんのお店でした。野菜を売っているところがたくさんありました。とても寒そうでしたが、火をつけて暖をとって、お客様を迎えていらっしゃいました。

 

 

まず訪れたのは殿洞聖堂です。歴史のある美しい建物です。

 

韓国最初の殉教者の志をうけ、建てられました。

 

教会の中で、いろいろな説明をききました。美しいステンドグラスは、暗がりでも心を照らしてくれるようです。

 

 

 

ミサの時にはたくさんの人でうめつくされるこの教会です。神様のことを思い、また殉教した人々のことを思いながらミサが行われるのでしょう。

 

つぎに、伝統文化センターにてピビンパ作り体験をしました。

準備していただいていたエプロンを着て、ドキドキしながら始まるのをまっていました。全州はピビンパの発祥の地といわれていて、全州にきたらピビンパというくらい有名な食べ物のようです。

 

下の写真は、先生から教えていただいた韓国の伝統的なごあいさつのしかたです。お腹の前に手をくんで、おじぎをしてからにっこり――すてきな笑顔です。

数人のお手伝いと共に、先生がピビンバを作っていきます。材料をいためたり、切ったり、そのほとんどに、ごま油がつかわれていました。

 

 

 

さあ、それではグループに分かれて調理開始!たくさんの材料(野菜が中心です。)を、細長く切って、あるものは味付けだけ、あるものは炒め・・・という感じで進んでいきます。

 

 

 

 

なかなかの手つきです。上に乗せる卵も調理しました。

 

 

最後に、材料をきれいにごはんの上に並べます。ごはんもスープで炊いてあります。同じ色のものは対角線上にくるように、いろどりにもこだわって並べています。

 

 

 

 

最後は、自分のつくったピビンパを撮影して、おいしくいただきました。やっぱり自分で作ってみると、どんどん食べられます。ちなみに、使っている器は真鍮(しんちゅう)でできていて、持ち運ぶのはとても大変です。もちろん、器はおいたままいただきました。 

 

次に向かった先は致命者山(チミョンジャサン)聖地です。こちらは、この地で殉教した夫婦を記念した聖地です。

 

頂上へ登る道は、十字架の道行きとなっていました。

 

ここで、祈りの時間をもちました。日本で待っている家族のために、そして、けがや病気をしている家族のために、韓国のこの聖地で祈りをささげました。

 

教会にたどりつきました。モザイク画の美しい教会でした。ここでは、一人ひとりが思い思いにお祈りをささげました。

 

 

頂上までいくと、天をあおいで祈りをささげるイエス様の形をした岩が目に飛び込んできます。この岩は裏から見るとマリア様の姿に見えるそうです。

 

韓国には殉教者がたくさんいます。今でこそ国民の30%から40%がクリスチャンという韓国も、信者の人たちにとっては苦難の時期があったそうです。

 

 

このあと、また韓屋マウルにもどりました。道すがら、たくさんの人に出会いました。囲碁のようなゲームに興じている人たち、観光客・・・。マウル(村)はとてもにぎわっていました。

 

 

慶基殿に入りました。慶基殿は、1400年代に建てられた歴史のある宮殿です。ここでは、グループで行動し、学習を深めました。

 

たまたまこの日は、慶基殿の前で農楽のパフォーマンスが行われていました。頭についている羽やリボンをくるくるまわしながら、たいこをたたいでおどります。とてもにぎやかでした。ちなみに、右下の写真はフィンランドから来ていたサンタクロースです。

 

制服を着て写真をとったりお話をしたりしているノートルダムの子ども達は、どこへいってもかわいいかわいいと言われていました。ここに集っていた人たちもそうです。もう少し韓国語が聞き取れたら、仲良くなれたかもしれません。

 

さて、この後前日に訪れたブレストサクラメント修道院を訪問しました。少し時間があったので教会でお祈りをさせてもらうことにしました。

 

ところが、そこには数人の小学生が何やら楽器の演奏をしていました。どうやら、クリスマス会の練習のようです。鍵盤ハーモニカにオルガンにハンドベル・・・。お邪魔しては悪いかともおもいましたが、校長先生の提案で、なんと一緒に演奏させてもらうことになりました!!!

 

 

はじめてあわせたのにはじめてではないみたいにしっかりそろって演奏していました!偶然できた機会でしたが、韓国の子どもたちと触れ合えて、うれしかったですね。一緒に演奏した韓国の子どもたちは、日本人と会うのは初めてだったようで、私たちが去る間際も、「イルボン?」「イルボン?」と本当にめずらしそうに眺めていました。 

シスター方に迎えてもらって、修道院に入りました。シスター方は、全員そろって、心待ちにしてくださっていました。

この日招いてくださったお礼に、歌とリコーダーのプレゼントをしました。たくさん練習したかいあって、とても上手にできました。

 

 

 

 

ごあいさつをして、前日のしおりに書いたことをシスター方にご紹介しました。あたたかいもてなしをうけたことと、シスター方がされているお仕事について感じたことなどを伝えました。

そしてこの日も、たくさんのおやつをいただきました。

 

 

右上の写真、真ん中の方が院長のシスターです。こんなに素敵な会を開いてくださって、感謝します。そして若いシスターたちも、親しくかかわってくださいました。

この後、聖堂で振り返りをさせていただきました。この日一日、本当にいろいろな体験をしました。

 

 

 

また、全員で共同祈願を行いました。この3日間、日本をはなれて安全に有意義な学習ができたことに感謝しました。のこりの一日もよい学びができますように・・・。

 

 

あっという間に時間がすぎて、シスター方ともお別れです。ありがとうございました!

 

 

この後、最後の夕食です。豪華な韓定食をいただきました。たくさんの種類の食べ物が出てきて食べきれないほどです。

 

この日お誕生日だったお友だちにHappy Birthday!

 

充実した3日間でした。学習したたくさんのことをしおりにまとめて、この日も休みました。アンニョン ヒ チュムセヨ(おやすみなさい・・・)