「神様が一日のうちに一人一人にくださる祝福は、天使でさえ数えることはできません。」これは、ノートルダム学院小学校の創立者であるマザーテレジア・ゲルハルディンガーの言葉、いつも私に力をくれる大切な言葉です。

 今年度私は、4年を担任させて頂いています。中学年では、教科書の枠を超えたチャレンジを目標としながら、教科担任制を生かして深い学びと気付きを得ること、仲間との学び合いを通じてチャレンジすることを目指します。私たち教師は、ふさわしいサポートを最良のタイミングで出来るよう、また、子どもたちが学びの実感をもてる授業ができるよう研究を重ね、実践しますが、反省の多い毎日です。

 覚える教育から考える教育へと移行しているこの時代、子どもたちの未来はますます変化が加速していくことと思われます。子どもたちがこの状況に柔軟に対応し、幸せを実感しながら暮らすためには、毎日の学びの成果に加えて、正しく判断し、行動し、多様な考えをもつ人たちと協力する力も重要です。そしてそれらの結果として周りの人たちの役に立てていればこんな素晴らしいことはありません。

 新年度が始まり十日ほどが経ちました。今年度も神様の祝福のうちに、子どもたちが与えられた能力を開花できるよう頑張っていくことができますように。

 

4年生担任 稲光千賀子