12月7日、1年生の学習発表会「大茶会」が講堂で開かれました。お家の方をお客様としてお招きし、おもてなししました。

1年生は総合的な学習の時間に学んだ礼法をいかして、家族 ―おばあさん、おじいさん、お母さん、お父さん― をお客様としてお迎えし、この大茶会でおもてなしすることで自分達の感謝の気持ちを表現しました。
大茶会でお茶のおもてなしをすることができるのは3年ぶりのことです。今回は感染予防対策として、お茶のおもてなしを2クラスずつ2回に分けて行いました。

1年生の子ども達がこの日のために心をこめて用意した作品 ―アサガオのつるで作ったリース、セロハンで作ったステンドグラス、自分で染めたざぶとんカバー、お客様へあてたメッセージ入りお席札、青竹にいけた飾り― が華やかにお客さまをお迎えしました。

 

 

代表児童のあいさつで大茶会が始まりました。(実際は2クラスずつ二部に分けてのお茶席でしたが、写真は4クラス分一緒にご紹介します。)

 

子ども達がお菓子を運んで入場します。御菓名は「聖夜」、京菓子の「老松」様の方々に教えていただいて、前日に一人ひとりがお客さまのために作りました。茶道サークルのお母様方が子ども達に本人が作ったお菓子を確かめながら手渡してくださいました。菓子盆を注意深くまっすぐに持って、子ども達はお客様にお出ししました。

 

 

 

子ども達がお客様をおもてなししている間にも、ついたての裏側では茶道サークルのお母様方が忙しく立ち働いてくださっていました。お茶碗は京焼・清水焼の先生のご指導のもと、子ども達が絵付けをしたものです。一人ひとりが絵付けをしたお茶碗を間違えないよう本人に手渡してくださり、子ども達がお茶を運び始めました。

 

子ども達は熱いお茶の入ったお茶碗を注意深く運び、お客様にお出ししました。茶せんを持ってお茶を点てます。

 

 

 

 

 

 

子ども達が絵付けをしたお茶碗をお客様が愛でてくださり、お話もはずみました。

 

 

 

 

子ども達はいったん退場してから、今度は舞台に並び、感謝をこめて、入学以来自分達が学んできたことを歌やダンス、劇や英語の群読で発表しました。

 

 

 

最後は歌を贈りました。本校音楽科 寺下教諭が作詞・作曲した「いのちのうふふ」です。「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という歌声に涙する方もおられました。

前日にお菓子作りをご指導くださった本校卒業生「老松」の太田様もこの大茶会においでくださり、子ども達の頑張る様子を見守ってくださいました。

 

父母の会 茶道サークルのお母様方にも大変お世話になりました。

 

一人ひとりが感謝を伝え、成長ぶりをお見せすることができました。

大茶会の開催と成功を支えてくださった皆様、お越しくださいましたお客様方、本当にありがとうございました。


<前日の準備の様子を一部ご紹介します>

お客様のおもてなしのため、「老松」様にご指導いただいて前日にお菓子を作りました。お客様に喜んでもらえるよう、一生懸命取り組みました。

 

クリスマスをイメージした、ヒイラギ、黄金ヒバ、和ろうそくの青竹の飾りも前日にいけました。