今週のノートルダム(5/15- ) vol.2「海外からのお客さま―ノートルダム教育修道女会シスター来校」
登録日:2017年5月19日/更新日:2017年6月 8日
5月17日、本校はノートルダム教育修道女会(School Sisters of Notre Dame = SSND)のシスターの訪問を受けました。本校には毎年のように海外からのシスターが訪ねて来られる機会があります。
ノートルダム学院小学校はノートルダム教育修道女会から遣わされたアメリカ人の4人のシスターが1954年(昭和29年)に設立した学校です。
そのノートルダム教育修道女会のルーツは1833年のドイツにさかのぼります。ノートルダム教育修道女会は180年以上にもわたる歴史を持ち、現在、日本を含む世界30か国以上で教育活動を行い貢献しています。
今回来られたのは、シスターキャスリーン・ウェグマンです。戦後、最初に来日した4人のアメリカ人のシスターがセントルイスから遣わされたということで、セントルイスは京都のノートルダムのルーツともいえる場所ですが、シスターはセントルイスの管区長も務めた方です。
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<セントルイスから派遣された4人のシスター> | <日本の学校建設のための募金を呼びかけるポスター> |
子ども達は、お客さまが大好きです。海外から来られた、長年校長先生をされていたシスターだと聞いても、ものおじしません。大喜びで駆け寄って行き、英語で話しかけます。普段の英語の授業で習ったことを発揮するチャンスです。ごく自然に知っている英語で話しています。
1年生も習いたての英語で話しかけていました。スポーツフェスティバルの旗を見せに行く子どももいます。
"How are you?"と聞かれて"I'm hungry."(お腹がすきました)と答えると、シスターは"I'm hungry, too."と応じられ、ほほえましい会話のキャッチボールが成り立っていました。
シスターはいろいろな教室を見て回られました。
5年生の英語の授業では、子ども達は率先してシスターに質問を投げかけていました。アメリカのどこから来られたか、好きな食べ物、好きな色などなど、どんどん質問が出てきます。"Take Me Home, Country Roads"(「カントリーロード」)などの得意の歌を披露するとシスターも一緒に歌ってくださいました。
お別れには、"Thank you, Sister!" "Good bye!" とあいさつして、握手を求めていました。
理科室、音楽室、図工室、家庭科室、と行く先々でシスターと子ども達のふれあいがありました。
スポーツフェスティバルの騎馬戦の練習や給食の片付けの様子など、アメリカにはない日本ならではの様子も見ていただきました。
この日、校内のあちこちにシスターを案内してくださったのは、父母の会の「帰国の会」サークルの帰国子女保護者の皆様です。シスターは保護者の方々との交流も楽しまれ、「ノートルダムの子ども達が真のpeace maker(平和を作り出す人)になれるといいですね」と話しておられました。
短い訪問でしたが、シスターと共にすてきなひとときをすごすことができました。子ども達は「世界に広がるノートルダム」で学んでいることを実感できたことでしょう。
登録日:2017年5月19日/更新日:2017年6月 8日