12月19日(水) 『モモ』より
登録日:2018年12月19日/更新日:2018年12月19日
この貼り絵は、四月に入学する新入生に向けて卒業する六年生が冬に製作したものの一部です。六年生は、受験で時間や心にゆとりをもつことが難しくなってくる中、丁寧に楽しく作品づくりに取り組んでいました。下級生への想いのあらわれのように思えて、微笑ましく眺めておりました。
「時間をケチケチすることで、本当は別の何かをケチケチしていることに誰ひとり気づいていないようでした。自分たちの生活が日ごとに貧しく、画一的になり冷たくなっていることをみとめようとしませんでした・・・。人間が時間を節約すればするほど生活はやせ細っていくのです。」
過去を振り返ってとどまるのではなく、未来を思って心を騒がすのでもなく、常に[今」に心を置く大切さを教えてくれるカトリック関連誌の一節です。良いこともそうでないことも、全ては神様のはからいによるもの。そのままを大切に受け止めて、明るく過ごしていきたいと思ったひと時でした。
「 時間とは生きることそのものです。」 ミヒャエル・エンデ『モモ』より
一年担任 稲光千賀子
登録日:2018年12月19日/更新日:2018年12月19日