海外研修 オーストラリア vol.3 ― Trip to Australia vol.3
登録日:2016年8月 2日/更新日:2016年8月 3日
8月2日、オーストラリア海外研修3日目、今日はいよいよセントフランシスザビエル小学校(St.Francis Xavier's School = SFX)への訪問とホストファミリーとの出会いの日です。
朝から日本とは違う鳴き声が聞こえ、ホテルの窓から木のてっぺんをよく見てみると、なんとキバタン(白オウム)が鳴いていました。
ホテルから徒歩10分ほどのところにあるSFX小学校に移動しました。スーツケースをゴロゴロ引っ張ることもなく、街並みを楽しみながら移動しました。スーツケースは後ほどSFXの先生がホテルから車で運んでくださいました。お心遣いに感謝しました。
さて、学校に到着してまず行われたのはオーストラリアの先住民のお話です。オーストラリアの先住民族といえばアボリジニ(Aborigine)を思い出す方も多いかもしれませんが、アボリジニだけではなく、トレス海峡諸島民(Torres Strait Islanders)も先住民族なのだそうです。
オーストラリア大陸には300弱のアボリジニの部族の方々が住んでいて、オーストラリアのクイーンズランド州の北にあるパプアニューギニアとの間にある島々に住んでいる人々のことをトレス海峡諸島民と呼びます。それぞれ言語が微妙に違っていたり、同じ部族の中でも方言があったりするそうです。このケアンズにも4つのアボリジニの部族がおられるそうです。
アボリジニの旗は1970年代に作られたそうで、下の赤はオーストラリア大陸の赤土(鉄分を含むために土が赤くなっています。)を表し、上の黒は彼らの肌の色を表しています。真ん中の黄色い丸は太陽を表している旗だそうです。
そして、トレス海峡諸島民の旗は、一番上と下の緑が島々を表し、真ん中の青い部分が海を表し、島と海とをつなぐ黒い線が彼らの肌の色を表し、そして真ん中の白は平和の象徴で、しかも星の形をしているのは5つの大きな島を表しているそうです。星の周りの形は、踊りの際につける頭飾りを表しているそうです。
この2つの先住民族の道具や楽器、そして遊びなどを詳しく教えていただきました。特に最後に教えていただいたゲームは全員でチーム対抗戦で行ったためか、非常に白熱した戦いになりました。
その後、用意していただいたお昼ごはんを食べました。こちらは日本でいう1,2時間目終了後に遊びの時間があり、そのあと昼食となります。その後3,4時間目の授業を行った後に、また遊びの時間とおやつタイムがあり、そのあと5,6時間目の授業を受けて、午後3時には終了し下校という流れです。
朝からしっかりと英語の説明を聞いたためにおなかがすいたのかもりもりと食べていました。昼食後、各クラスからお迎えがやってきて、お互いに自己紹介し、各学年のそれぞれのクラスへと入っていきました。
そしておやつタイムが終わると、いよいよ歓迎会の始まりです。SFXの体育館で行われましたが、この体育館は日本とは違い壁がありません。フェンスはありますが、外からもよく見える構造となっています。
SFXの生徒会の子どもたちがすべて司会進行を行い、SFXの校長先生の話や、川端校長先生のあいさつ、SFXからの歓迎のあいさつ、ノートルダム児童のあいさつと続きました。
そして、夏休み前からこつこつ練習をしてきた「さるかに合戦」を英語の劇として行いました。夏休み前には心配だったセリフや声の大きさが見違えるようによくなっていて、夏休みに入ってたくさん練習してきたことがよくわかりました。しっかりと本番で力を発揮することができ、SFX先生からもおほめの言葉をいただきました。
そのあとSFXからの出し物「アブラハムの子」(アブラハムには7人の子~♪)を幼稚園から3年生までの子どもたちが歌いながら踊って見せてくれました。ノートルダムの子どもたちは聞いたことがないのか、戸惑いながらも一緒に踊っていました。
歓迎会が無事に終了した後、少しクラスで過ごした後はいよいよホストファミリーとの出会いです。緊張のあまり硬い表情の子どもたちもいましたが、どのホストファミリーも子どもたち一人ひとりにしっかりと声をかけてくださり、温かい雰囲気のもと、一緒に帰っていきました。この後は、それぞれのご家庭で過ごすこととなります。
ホストファミリーと楽しく交流し、よい経験ができますように。
明日は、熱帯雨林の散策とアボリジニ文化の体験学習を行います。
登録日:2016年8月 2日/更新日:2016年8月 3日