渡部 留奈わたべ るな
第52回卒

先生も生徒も真剣勝負!

ノートルダム学院小学校といえば、一つ一つの行事を先生も生徒もとても大事にしていたことを思い出します。

たとえば、遠泳合宿。海に行って泳ぐだけではなくて、放課後に毎日プールで練習をしたり、クラスで応援ソングを作って練習したり。練習をするのは生徒だけではありません。先生も練習をして、本番では伴泳をしてくれます。応援も真剣勝負。本当に熱い戦いです。この時の応援歌は今でも口ずさめるくらいよく覚えています。

今でも忘れられないのが6年生最後の西日本水泳記録会のリレーです。メンバーの中には、受験を控えていて勉強が大変な子もいましたが、絶対に勝ちたいからみんなで練習しました。結果は1位。この時の記録は、まだ破られていないんですよ。

小学生でもここまでできる!

今思えば、小学校でよくあそこまでできたな、ということもたくさん経験しています。たとえば、英語の授業では、英語のワードしりとりをみんなすらすらできていたし、感謝の集いなどのイベントは、小学生ながら、生徒たちが自分で企画して実施していました。

修学旅行は、単なる旅行ではなくて、「ディスカバリー」という調べ学習になっていて、自分でテーマを決め、行先も5つの候補地の中から自分で選び、現地では、課題の調査に取り組みます。帰ってからは、調べたことをパソコンでまとめて発表しました。その時に作ったレポートのデータがまだ残っていますが、今見ても、小学6年生でよくここまでできたなと感心します。

忘れられない授業

授業で印象に残っているのは社会の授業。先生の一人芝居を交えた歴史解説が面白くて、苦手なはずの社会が楽しみでした。面白いだけでなく、大事なことはちゃんと頭に入っていたのはさすがだと思います。

英語では、ネパールの小学生と文通をしたこともよく覚えています。高校のときにカナダに留学したのですが、このときの文通で、「英語ができれば世界の人とつながれる」と思ったことが、留学に関心を持ったきっかけかもしれません。

決して放っておかれない環境

先生たちは、面白いときは面白いけれど、叱るときはしっかり叱ってくれる。がんばったらほめてくれる。また、どんな生徒も放っておかない人たちでしたね。仲間外れになっている子、コミュニケーションが苦手な子がいたらさりげなくサポートしてみんなの輪に入れるようにしてくれる。喧嘩をしていたら仲裁をしてくれる。いつも守られていたなと思います。

卒業してからも、高校進学、留学、大学進学と、節目ごとに学校にきて、先生に報告しています。いつでも笑顔で迎えてくれて、ほっとしますね。

卒業生同士のつながりも強いこともノートルダム学院小学校のいいところ。同級生とはSNSで卒業後もつながっていて、よく集まったりしています。卒業生には、茶道お家元や、京都の老舗の経営者など錚々たる方々がいらして、学校に講演に来てくれるなど、いろいろなところでつながっています。まさに“ノートルダムファミリー”という感じで、私にとってノートルダム学院小学校は、ホームのような場所ですね。