山下 叡やました さとり
第59回卒

苦しい練習の末、駅伝大会に出場

ノートルダム学院小学校で一番印象に残っているのは、京都市の「大文字駅伝」に出たときのことです。私は3年生のときから、大文字駅伝を目指して練習していましたが、選抜選手になれるのは、ほとんどが5、6年生。私はなかなか選ばれることができませんでした。朝早くからの練習は厳しくつらかったのですが、いつか必ず出場するぞと思ってがんばってきました。6年生になってやっと出場できたときの喜びは大きかったです。勉強との両立もきつかったのですが、練習をがんばっているときのほうが、勉強もはかどることがわかりました。

この経験で、一つのことをあきらめずにがんばることが身につきました。これは、運動や勉強だけでなく、いろいろな面でも役立っていると感じます。

厳しい遠泳合宿も乗り越えて

遠泳合宿も忘れられない思い出です。練習はとてもきつく、つらかったです。一度、すごい大雨の日があって、「さすがに今日は、練習はないだろう」と思いましたが、それでも練習があったのは驚きました。本番は、へとへとになりながら泳ぎましたが、みんなの声援が励みになってなんとか泳ぎ切りました。応援の力ってすごいなと思いました。

いろいろな大会が、がんばるモチベーションに

ノートルダム学院小学校は、スポーツだけでなく、計算大会、美術展、硬筆大会などいろいろな大会があって、優勝すれば表彰されるし、優勝しなくても、スコアや点数で自分の成長が目に見えるので、次もがんばろうというモチベーションになります。自信もつきます。

マラソン大会では、1年生のときに2位を取った以外は全部1位でした。一度1位になると、翌年も、その翌年も1位にならなければというプレッシャーに押しつぶされそうになりました。本番はとても緊張して走るのがいやでしたが、プレッシャーに打ち勝って、1位になれたときには、何とも言えない達成感がありました。これは大きな自信になりましたね。

自分らしくいられる心地よさ

ノートルダム学院小学校には、いろいろな個性をもっている人がいて、意見もそれぞれ違う。それでもちゃんとまとまるのがすごいところです。自分の個性を認めてもらえるから、人の個性も理解できる。人と違っていることが悪いことではない、と感じられることは、この学校のすごくいいところだと思います。