新しい英語教科書とNDETについて
英語科
改訂版の英語教科書を本日、1年から5年生までのお子様にお渡ししました。NDET(ノート ルダム英語検定試験)については、テキストの92・93ページに書きましたが、それ以外の説明 とお願いを次の通りさせていただきます。
1)まず、記名して下さい。裏表紙をめくったところに、お子様のお名前を油性ペンかボールペ ンで書いて下さい。ローマ字でもいいですが、その際は日本語の名前も記名しておいて下さ い。クラス名は鉛筆で書かれるといいでしょう。これまでの教科書は裏表紙に記名欄があり ましたが、これだと文字が剥がれてしまうので、今回はこのようにしました。また、夏休み など、日当たりのよいところに置いておくと表紙は変色しますのでご注意下さい。 2)次に、改訂教科書の特色をお知らせします。 A) NDETにかんすること: 1.検定単語数の削減 前回の教科書には567語の単語が含まれていましたが、今回は360語に削減しました。 これは、NDET単語検定をより容易なものにすることがねらいです。 2.単語の厳選 前回の教科書の単語は、2・1級が少し難しすぎたきらいがあったので、今回は、子ど もたちにとって覚えやすい語ということを軸に単語を選びました。その参考となったの は、NDETです。単語検定を通して、いいにくい語、覚えにくいことばが明らかになり ました。たとえば、tired とかowl・ crocodile などは正解率の低い単語でした。/ d / や / l / などの語尾の子音は、子どもたちにとって苦手な音です。そのため、改訂教科書で は、そういう音を含む単語をできるだけ省いたり、crocodile はalligator にするなどの 対応をしました。 3.単語検定のグレード別のねらい 4級は60語に減らして、どの子もこのグレードをクリアできるようにしました。単語は 身近で発音しやすいものばかりです。これまでの検定結果から言うと、顔の部分の名前 -hair・ear など-に誤答傾向がみられますので参考にして下さい。3級の80語には、 / f / / v / という音を含む単語を、そして2級(100語)は / r / を含む単語を多く集めまし た。それらの級を受験する時に、集中して発音の強化が可能になったと思います。1級 は、thの発音を持つことばのほか、/ f / / v / や / r / が混じった語、長いことばなど、平た く言えば1級にふさわしい難しい120 語を選びました。また、4つの級の単語をそれぞ れまとめたページを設けました。 4.単語のジャンル 今回、「コンピュータ」や「家電製品」「家具」「家庭小物」「衣服」「食器」などの 新しいジャンルの単語を取り入れました。「コンピュータ」は21世紀を生きる子どもた ちの手足になるのがその理由です。そして、「家電製品」以下のものは、将来、たとえ ば海外でホームステイを体験する時に、または日本でホームステイのお客様をお迎えす る時に使うと思われる単語として選びました。 5.慣用句・対話検定 従来の「慣用句検定」は、30組の対話をあらたに加えられ「慣用句・対話検定」として 生まれ変わりました。「慣用句検定」は合格率も高い検定でしたが、忘れる・混同する ・実際に使う場面が少ない、という欠点がありました。今回の改訂では、慣用句-ABC イディオムズ-の難易度に注意を払いながら、それらの句を対話の中に盛り込むことで 欠点の補いを図りました。 6.しりとり検定 インターネットで調べた限りでは、日本初の試みのようです。ご承知の通り、しりとり というのは、文字をつないでいくことば遊びです。しかし、NDET「しりとり検定」は、 音のしりとりです。テキスト巻末の説明文の通り、たとえば3級の場合、次のように進 んでいきます。 Notre Dame → / m / 、/ m / → music → / k / 、/ k / → cake → / k / 、/ k / → keyboard → / d / 、/ d / → donut この検定のねらいは、子音の獲得です。日本語の単語の場合、語尾は「子音+母音」で 終わるため、上のしりとりの発音も、ミュージックやキーボードとなりがちです。ケー キ・ドーナツという日本語からの脱出とあわせて、英語の正しい発音の強化を図ります。 特に閉鎖音と呼ばれる / k / / d /・/ p / / b /・/t/ / d / に焦点を当てました。3・4年生では すでに先行学習をおこなっていますが、子どもたちの受けもよく、また、日本語にない これらの発音を、短い先行学習の期間で身につけた子も見られます。 B) NDET以外にかんして: 1.写真の多用 今回のテキストはできるだけ写真を使うようにして作りました。アメリカのフリー写真集 からの写真を中心に、実写の写真を加工したものも使ってあります。その結果、鮮明で立 体的、かつ学習者がイメージしやすい教材となったと思います。 2.絵辞典からの脱皮 前回の教科書はイラストを中心とした、検定の教本としての色彩が濃い「絵辞典」でした が、改訂版はいくつかの文型や高学年の学習教材であるスキット(英語教室のコンピュー タで練習に対応)や自己紹介の文などを含みます。また、NDにふさわしい英語のお祈りや クリスマスも新たにページを飾りました。子どもたちの大好きな Guessing Game に用い られる反対語やビンゴシートなどは前回のまま残しました。 3.自己表現力とコミュニケーション力の鍛錬 新しく加えられた文型は自己表現のためのものです。自分の好きなこと・きらいなこと、 できること・できないこと、そしてしたいこと、持っているものなどの言い回しは、自己 表現の基礎となるものです。そのために、have , like , want の3つの動詞と助動詞 can を 用いました。スキットと自己紹介では、定型句を練習することでコミュニケーションの基 礎固めを目指します。 4.英語らしい音の獲得 英単語にかんする本校英語科の目標は、一定数の語彙をできるだけ正しい発音で身につけ るということです。英語らしい音の獲得は、英語に対する自信を子どもたちに与えます。 そして、小学生の時こそ正しい発音をマスターする絶好のチャンスです。しりとり検定に 限らず、教科書p.45~54には英語らしい音を有する単語を集めてあります。ふだんの授業 での教材にする予定です。 5.実用機会への対応 改訂教科書は、総じて言うと、実際に英語を使う機会に対応することを前提に作成しまし た。ディスカバリー国外コースは韓国・オーストラリアに加え今年度からアメリカコース がラインナップしました。本校児童が英語を使う機会は、これからも増え続けることでし ょう。新しいテキストが、子どもたちの海外体験志向の支えになればと願っています。 *次回のNDET実施、および以前の教科書の扱いについては次の記事でお知らせします。
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