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ディスカバリー修学旅行

海外研修 オーストラリア vol.5 ― Trip to Australia vol.5

登録日:2018年8月 3日/更新日:2018年8月 3日

8月2日、オーストラリア海外研修5日目、今日はグレートバリアリーフの中にあるフィッツロイ島へ行きました。

学校までホストファミリーと一緒に登校し、学校近くに止めてあったバスに乗り込み、港を目指します。市内にある港なので約15分で到着しました。港でチケットを受け取り、いざフィッツロイ島へ出航です。
船は室外と室内の2か所に分かれており、何人かの子どもたちは濡れるのを覚悟のうえで室外の方へと行きました。セントフランシスザビエル小学校(SFX)の先生の情報では最近この辺りでクジラの姿をよく見かけるということで、クジラを探しながらの船旅となりました。高速船なので、時には上下に激しく揺れ、波しぶきが飛び、風がとても気持ちよく、子どもたちはまるでジェットコースターに乗っているようにはしゃいでいました。50分ほどの船旅では残念ながらクジラを見つけることができませんでした。

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フィッツロイ島は1万8000年ほど前はオーストラリア大陸とくっついていたようで、氷河期に今のように離れてしまったそうです。桟橋を中心にサンゴ礁があるエリアとサンゴ礁がなくゆったり泳げるエリアの2つに分かれています。少し歩くとほかの砂浜に行けますが、今回はこの桟橋を中心とした徒歩10分ほどの場所を中心に遊びました。
到着して桟橋のところに集合していると、なんとウミガメが泳いでいるのを見つけました。10秒ほど海面近くを泳いですぐに沈んでいきましたが、全員でカメを見ることができました。

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到着したのは午前10時、晴れていたとはいえ、水温は少し低く、入るのには少し気合が必要でした。子どもたちは水着に着替えてきていたので、早速泳ぎ始めました。お目当ては目の前にある水上トランポリン。岸から30mほど離れており、水深は3mほどだと思われます。泳いでいくには足が届かない場所を泳ぐことになりますが、遠泳を経験している5年生と6年生には何の問題もありません。4年生の中でも泳ぎが得意な子はすいすいと泳いでたどり着きました。4年生の中で泳ぎが苦手な子どもたちは、教員が周りでサポートしながらなんとかたどり着くことができました。足の届かないところで泳ぐ経験をする遠泳合宿を経験しているかいないかの違いを改めて感じました。

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しばらく、水上トランポリンで遊んだ後、今回のメインの活動であるシュノーケリングに挑戦しました。何人かはシュノーケルを使って泳いだことがあるようでしたが、フィンをつけてまでの泳ぎはしたことがないようで、ほとんどの子どもたちが初心者ということで一つずつ丁寧に教えていきました。
まずは、フィンの大きさ選びから。レンタル店の前にはサンプルが置いてあるので、自分の足にぴったり入るサイズのものを探し出し、お店の人に伝えて借ります。少し履きづらく、苦戦している子どもたちが多くいました。そのあと英語しか通じない店員さんに苦戦しながらもサイズを伝え、フィンとマスクとシュノーケルを借りました。
そして、マスクを装着するところから始めました。マスクをつけ、すこしきついかなと思う程度にひもを調整しました。中にはきついのを嫌がって緩くしたため、後でマスクの中に水が入って苦労している子どももいました。次に、フィンを装着しました。サンプルで履いたとはいえ、なかなか足が入らず、1つ目がはけても、2つ目を履くときに1つ目が邪魔をして履くのにこれまた苦労していました。装備を整え、いざ海中へと歩き出すとなかなか進めません。後ろ向けで進みながら海中に進んでいきました。

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マスクに自分のつばを吐き、曇り止め代わりとしました。そして、マスクをつけ水中をのぞき込みます。口だけで呼吸をしなければならいのですが、子どもたちはいつもの調子で鼻でも呼吸してしまい、マスクに水が入っていました。また、シュノーケルの中に水が入ってきた場合には、ふーっと吹いて出せばよいということも教えましたが、優しく吹きかけるだけで水がシュノーケルから出て行かない子どもたちも多くいました。一つ一つの問題点を教えながら、使い方を徐々に覚えていき、水中をのぞきながら呼吸ができた子どもは次に体を浮かした状態で呼吸する練習をしました。サンゴ礁がないエリアは立つことができますが、サンゴ礁があるエリアでは立つことが禁止されています。一面サンゴ礁だらけの上を泳ぐうえ、子どもたちの身長でも立つことができるぐらい浅い場所にサンゴ礁が広がっています。サンゴは1年間に1㎝しか伸びないものもあり、世界遺産であるグレートバリアリーフのサンゴ礁を守るためにも、サンゴの上では立たずに泳ぐ必要があります。
浮かぶことができた子どもたちは、次にフィンの動かし方を学びました。いつものようにバタ足感覚で動かしてしまう子どもがたくさんいましたが、ゆっくりと膝を伸ばし動かせばよいと伝えると、吸収力の高い子どもたちはあっという間に動かし方を覚えていきました。

ここまで来れば後は泳ぐだけです。泳ぎ方を覚えた子どもたちをサンゴ礁のエリアまで泳いで連れていきました。サンゴ礁はもちろんのこと、様々な魚を見ることが目的です。一番のお目当てはこのあたりに住んでいるウミガメです。間近で見るためにはシュノーケリングしかありません。しかし、このウミガメはなかなか見つけることができず、とても苦労します。でも今回は到着してすぐに見ることができたので、目の前で見られるのではと期待が高まっていました。

サンゴ礁の上をのんびり泳ぎながら、サンゴや魚たちを観察していきました。少し泳いでいると、旅行客の方が、何かを追いかけているのが見えました。もしかしてと思い、近づいてみると、そこにはウミガメがのんびり泳いでいました。まさかこんなに早く出会えるとは思ってもおらず、驚きながらもついてきていた子どもたちに伝え、カメを観察しました。水深3mほどのところを泳いでいたので、上から眺めるだけでしたが、目標であるカメを見ることができて、ついてきた子どもたちはとても満足していました。しかしながら、全員ついてきたわけではなく、ほかの子どもたちはほかの教員と泳いでいたためまだ見つけることができていません。

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グラスボートの時間が近づいてきたため、戻ろうとすると、別の教員が泳いでいるウミガメを見つけました。急いでその付近に行くと再びウミガメに出会いました。今回は先ほどよりも多くの子どもたちがウミガメを見ることができました。

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グラスボートでは、日本人の方がガイドをしてくださり、島のこと(大陸続きであったこと)やサンゴについて、さらにはこのフィッツロイ島にあるウミガメの保護施設についてのお話を聞きながら、海の中を観察していました。ウミガメはスーパーなどのレジ袋をクラゲだと勘違いして食べてしまうことがあり、それがおなかの中に入ると浮袋の働きをしてしまい、ウミガメが沈むことができなくなります。海底にある餌を食べるウミガメが沈むことができなくなると、餌が食べられず死んでしまいます。甲羅があるため手術して取り出すこともできません。そのため、保護施設ではそのようなウミガメたちを保護して飼育しているようですが、3m四方のプールの中で暮らすため、ウミガメにとってはよい環境とは言えません。ガイドの方は、海に行く際にはスーパーのレジ袋などを使わないようにしてねとおっしゃっていました。

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グラスボートの後はお待ちかねのランチタイムです。子どもたちは午前にたくさん泳いだせいか、ほとんどの子たちが残さず食べていました。海岸で食べる食事はいつもとは違っていて、とりわけおいしく感じたようです。

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午後はそれぞれ好きなことをして楽しみました。水上トランポリンで楽しんだり、砂浜ならぬサンゴ浜で遊んだり、シュノーケリングをしたりして楽しみました。シュノーケリングをしていた子どもたちは、荷物を置いてある場所から少し歩いて岩場近くまで行き、泳ごうということにしました。5分程度歩いただけですが、子どもたちは早く泳ぎたいと言い続けていました。目的地に到着し、マスクとフィンをつけ、いざ海へと泳ぎだしました。すると、潜り始めてすぐに目の前にウミガメがいました。水深1mあるかないかの場所にウミガメが優雅に泳ぎ、餌を食べていました。これには子どもたちもびっくり。先ほどは手の届かない場所にいたウミガメが目の前にいました。人に慣れているのか近くで見ていても逃げないウミガメを存分に見て楽しみました。少し海岸から離れたところには別のサンゴが生息していることもあり、いろいろ泳いで見て回りました。

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その間にも何回もウミガメに出会い、大きいものから、小さな子どものようなウミガメまでたくさんのウミガメと出会うことができました。カモノハシといい、ユリシスといい、ウミガメといい、今回の研修旅行では、なかなか見られないはずの動物たちに簡単に出会うことができています。彼らの日ごろの行いのおかげなのでしょうか。

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存分に楽しんだフィッツロイ島を後にし、船でケアンズの港まで戻りました。しかし、話はここまでで終わらず、なんと、帰りの船でクジラを見かけることができました。寝ていた子どもたちもいて、全員ではありませんが、何人かの子どもたちは、クジラの背中や尾を見かけたそうです。なんとも幸運なことが続きます。
港につき、迎えに来てくださっていたホストファミリーとともに家に帰っていきました。

明日はSFXへの2回目の訪問です。午後には練習してきた劇の発表があったり、1週間お世話になったホストファミリーとのフェアウェルパーティーがあったりします。明日も学び多き1日となりますように。

登録日:2018年8月 3日/更新日:2018年8月 3日

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