海外研修 オーストラリア vol.2 ― Trip to Australia vol.2
登録日:2018年7月31日/更新日:2018年8月 1日
オーストラリア海外研修2日目(オーストラリア到着1日目)、現地からの報告です。
2日目の午後はホテルから徒歩5分のショッピングセンターの中にあるフードコートに行きました。子どもたちはそれぞれ自分で注文をし、お金を払い、おつりを受け取り、食事をしました。日本とは違う料理の名前や陳列の仕方に戸惑いながらも全員無事に注文し、昼食をとりました。
少し休憩したのち、今日のメインイベントである『どきどき動物探検ツアー』に参加してきました。大所帯のため、バス1台を貸切る形でツアーは始まりました。ガイドの方とのあいさつを済ませ、バスへ乗り込み、はじめの目的地であるアリ塚へと向かいました。
アリ塚は子どもたちの身長よりも高く、とても大きな巣でした。このアリはシロアリの仲間で、多くのシロアリが木を主食とする中、このシロアリは木の葉を主食とする非常に珍しい種類です。現地の方は昔から整腸剤代わりに食べていたといわれています。子どもたちは珍しいアリを食べるということにも臆せず挑戦していました。子どもたちは「葉っぱの味がする」「パセリの味に似ている」「全然怖くなかった」などの感想を言い合っていました。
次に向かったのが、野生のロックワラビーが住んでいる岩場です。岩場に住んでいることからロックワラビーという名前だそうです。ここでは自然に生息しているワラビーにエサやり体験ができます。手のひらにエサを置くと、ワラビーたちがやってきてそのエサを食べます。子どもたちは、最初恐る恐る手を出し、エサをやっていました。ワラビーたちが手をなめる感覚に慣れないのかすぐに手を引っ込めていましたが、慣れてくると、どんどん自らワラビーのほうに近づきエサやりを行っていました。写真も撮りながらエサやりを行う余裕も見せてくれました。
そこからさらに移動して、次はピーナッツプレイスで休憩しました。お店の方が用意してくださったマンゴーやパパイヤ、シュガーバナナ、オレンジを皆であっという間に平らげ、残り時間はお土産を買いました。ピーナッツプレイスではその名の通りピーナッツが有名で、生産及び販売を行っています。おうちの方へのお土産を買ったり、ピーナッツを使ったアイスに舌鼓を打ったりしました。
夕方になり少し、日が落ちてきましたがツアーはまだまだ続きます。次はカーテンフィグツリーとよばれている"絞め殺しイチジクの木"を見に行きました。これは世界遺産にも登録されている有名なイチジクの木で、「天空の城ラピュタ」のモデルにもなったといわれています。1本のイチジクの木が1本の木に寄生し、そこからその木の養分等を吸い取り、吸い取った木ごと倒れたはずが、運よく隣の木に倒れ掛かり、そこから隣の木の養分も吸い取り、さらに成長を続けている木です。樹齢500年から1000年ともいわれている木でいつまで生き続けるのかよくわからないそうです。
そこから移動し、本日の目玉であるカモノハシ探しに出かけました。オーストラリアの方でも10人に1人しか見たことがないといわれているカモノハシを皆で見つけに行きました。とある方の私有地にお邪魔をし、そこを流れる川を見に行きました。確率的には50%と事前に教えられていましたが・・・・。なんと川に着いて、川に目をやるともう、すぐにカモノハシを見つけることができました。カモノハシは水中にいる甲殻類を捕まえてそれを食べるときに水面に浮かぶそうで、その時間は長くて4~5秒だそうです。着いた瞬間見られたのはとてもラッキーでした。そのあとも、少し待てば水面に浮かんでくるカモノハシを見ることができ、みんなとても満足していましたが、やはり浮かぶ時間が短いせいか、なかなか写真にその姿を撮ることができなかったようです。
日も落ちてきて、いよいよ夕食です。ツアーの方が用意してくださったオーストラリアバーベキューをいただきます。まずはじめに出していただいたのが、カンガルーの肉とワニの肉です。カンガルーの肉は見た目が牛肉で、味も牛肉に近いのですがさっぱりしていました。ワニの肉は鶏肉に近く、串に刺されて出されたら焼き鳥だと思ってしまうほどでした。子どもたちはカンガルーとワニの肉と聞いて少し戸惑っていましたが、食べてみるとおいしかったようで、こちらもあっという間に平らげてしまいました。そしてメインはオージービーフです。1人前の量が多く食べきれるか心配でしたが、多くの子どもたちが残さずきれいに食べ切りました。
この日は朝から快晴で、夜まで晴れが続きました。周りには光が一切ない広場のど真ん中。そのため、夜の空には満天の星空を見ることができました。ガイドの方の説明を頼りに、さそり座や南十字星、天の川などの星座や、木星や土星などの惑星を見ることができました。子どもたちは持ってきたデジカメで一生懸命撮ろうとしていましたが、うまく取れませんでした。しかし、彼らの心の中に美しい思い出として十分に刻み込むことができました。理科で星座の学習をし、知識として天の川があるということを知っていた彼らも、本物の美しさには目と心を奪われ、とても感動していました。本物に触れることの大切さを改めて実感したようです。
明日はいよいよセントフランシスザビエル小学校を訪問、そしてホストファミリーとの出会いが待っています。ツアーから帰ってくるのが少し遅くなりましたが、しっかりと睡眠をとり、よい学習と出会いにしていきたいと思います。
登録日:2018年7月31日/更新日:2018年8月 1日