登録日：2018年10月12日／更新日：2018年10月12日

　10月に入り、後期が始まりました。6年生は毎年、この時期に修養会を行っています。20年以上も前から続いています。神父様に来ていただき、お話を聞いて、分かち合いをするのです。
　今、東京大司教様である菊地司教様にも、以前、2回来ていただきました。菊地司教様は、神父になってすぐに、アフリカのガーナに派遣され、そこで7年間宣教をされました。ガーナでの話や自分たちの小屋に銃弾が撃ち込まれて命が危なかった話などを聞き、日本と外国の違いなど考えさせられました。マザー・テレサの話をしてくださった片柳神父様やたくさんの神父様が6年生の修養会のために来てくださり、話をしてくださっています。
　今年度は、昨年に引き続き、京都教区の大塚神父様に来ていただきました。今年のテーマは、「命について考える」でした。聖書の最初にある「創世記」の天地創造の場面を用い、「生きていること」、「今ここに存在していること」が奇跡であるという話を聞きました。神父様は、2か月ほど早くお母様から生まれ、未熟児として育てられたそうですが、自分の成長が普通だと思っていたのに、その違いを聞かされると生きていることが奇跡であると気づいた、とおっしゃるのです。私たちは、神様の奇跡の業において存在しているのです。これを聞いた6年生は、改めて自分の命について考えることができましたし、お友達の命も同じように大切であることを学びました。
　普段生活していると当たり前に思えることも神様から与えられた奇跡であると気づかせてくださった神父様のお話でした。感謝することが、これからの学校生活を送っていく上で大事なことであると考えさせられた一日になりました。他の人の話を聞いて何か気づけるようになることで、生きている意味を考えるきっかけになるのではないでしょうか。

登録日：2018年10月12日／更新日：2018年10月12日