登録日：2018年9月21日／更新日：2018年9月21日

　9月17日は、「敬老の日」でした。おじい様やおばあ様に日頃の感謝を伝える日になりましたか。「敬老の日」だけではなく、普段から「ありがとう」の言葉をかけることは大切なことではないでしょうか。
　「敬老の日」には、必ずといっていいほど人口統計上の話が話題に上ってきます。その話の中心になっているのが、全体の人口は前年度よりも減っているにもかかわらず、65歳以上の人口は増加しているということです。このまま65歳以上の人たちが増えていくということは、経済的に考えると1人を支える人口が減っていくということになるのです。1965年、今から50年ほど前には、20歳から64歳までの人たちが9人ほどで1人を支えていました。しかし、2012年には、2人から3人で支えるぐらいの人口の減少があり、このままでいくと、2050年には、1人で支えることになるそうです。ですから、1人でも支えることができるように将来を考えていく必要があります。
　65歳以上の人たちだけを考えればいいとは思っていません。私たちは、1人で生きているのではなく、支え合って生きています。支え合っていくためには、自分のことだけを考えるのではなく、弱い立場にある人に目を向け、気にかけることが大事になります。白い杖を使用しておられる視覚障害の人、車いすに乗っておられる体の不自由な人、松葉杖をついているケガをした人など、私たちの周りには、助けを必要としている人がたくさんおられます。もし、そのような人たちを見かけましたら、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけるのもこれからの社会において今まで以上に必要なことではないでしょうか。

登録日：2018年9月21日／更新日：2018年9月21日