登録日：2018年9月19日／更新日：2018年9月19日

　ＡＳＣ職員にとっては最大の山場である夏休み。酷暑により様々な制約のあった今夏でしたが、保護者の皆様のご協力のもと、無事全日程を終え、ほっとしていたところに台風、地震と次々に押し寄せ、落ち着かない毎日です。被害に遭われた皆様に少しでも早く日常のひとつひとつが戻ってきますよう、お祈り申し上げます。

　この夏休みは屋外活動が中止となり、自由時間を過ごせるのは、ＡＳＣルームと講堂だけとなりました。そこで、「今年はみんなで、ちょっとずつ　我慢し合って、譲り合って、知恵を出し合って、心と頭を強くする夏休みにしよう！」ということにしました。ボール遊びの代わりにバドミントンが大人気に！場所が限られる中、「○分まではバドミントン、○分からは鬼ごっこをしよう」という声が子どもから出たり、『バドミントン野球』を考え出したり...なかなか実のある時間を過ごせたように思います。
　保護者の皆様には、お忙しい中、ＡＳＣご利用の際の送迎のお願いに対しても、迅速にそれぞれに策を講じて下さり、感謝と共に頭の下がる思いでおりました。
　子ども達を巡る不穏な状況が取り沙汰される昨今、「この子たちは守られている」と改めて安心いたしました。また子ども達も保護者の皆様の対応に「自分が大切にされている」と感じていたに違いないと思います。また、久しぶりに直接お顔を拝見できた保護者の方もあり、良い機会ともなりました。

　すべての活動が中止となった静かな夏休みの学校で過ごす中、この自然災害の頻発は、神様から、一度足を止めて当たり前になっている事を見直す機会を与えられたように感じました。何かをやめることは後退を意味するようで、始めることよりも知恵も勇気もエネルギーも要します。しかし、ものや情報があふれる中、物事の本質をしっかり見極め、賢明に取捨選択していく必要を突きつけられているのではないかと感じました。幸い自分の周りでの実害はありませんでしたが、せめて大変な目に遭われた方々に思いを馳せ、当たり前となっている日常の一つ一つをを見つめ直し、今後の行動や活動について慎重に考えていかねば...という思いを強くしています。

ASC　永井　典子

登録日：2018年9月19日／更新日：2018年9月19日