登録日：2017年12月15日／更新日：2017年12月15日

　私の夫の実家はお米を作っています。　　
春になると田植えの準備が始まります。単に苗を植えるだけでなく、稲刈りから冬を越した田んぼの土を耕し、畔を作り、色々な作業をして田植えの日を迎えます。
　４年生の皆さんはよく知っていると思いますが、田植えも手で行うのは本当に大変です。今では田植え機があり昔に比べて楽にはなりましたが、それでも土がゆるすぎて機械が入らない所は、やはり、人の手で植えていきます。植えてからは水の管理が必要で、水路の開閉をして水を抜いたりもします。後は害虫予防や肥料をあげたり...。
　稲刈りをしてからも乾燥させたり、籾摺りしたり等、お米には八十八の手間がかかると昔から言われている様に、私たちの口に入るまでに様々な作業を経て、お米がとれるのです。
　４年生は「田植え」という貴重な体験ができます。そしてそのもち米で全校生が、田植えと同様に、今では貴重な体験となった「もちつき」をし、一粒一粒がおもちとなり皆で食す。この一連の行事の素晴らしさを改めて思います。
　日本人の主食であるお米（ごはん）は、パワーの源となるデンプンの他、タンパク質や脂肪、ビタミンB1等の栄養素がたくさん含まれています。質の良いデンプンは消化、吸収も高いので、成長期の子ども達には是非たくさん食べて欲しいものです。
　来週はいよいよもちつき大会です。どの学年の子ども達も毎年楽しみにしています。
「今年のお餅は美味しかった？」など是非、家族でお米やもちつきのお話をしてください。

給食室　　前田　香織

登録日：2017年12月15日／更新日：2017年12月15日