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NDダイアリー

7月12日(水) 日頃から体を動かしている子といない子の学びの違いを教師の視点で見つめると

登録日:2017年7月12日/更新日:2017年7月12日

 体育授業においては,身体を使っていろんな技能を身につけることが大切な要素の一つとなっています。運動体験の豊かな子(体をよく動かしている子)は簡単な言葉掛けやちょっとした身体への直接的働きかけ,また模範で身につけられます。しかし,運動体験の少ない子(体を動かしていない子)は,なかなか体が想うように動いてくれません。体の使い方が理解出来ないからです。技能を身につけられない子ほど理論から導き出される,データーが必要なのです。そんな子が10人いれば10通りの技能改善の道を探るデーターを準備し,解決の糸口を見出さなければなりません。私は理論に添った技能を身につける道を探るデーターの情報を,子どもの自由な遊びの中や体育ノート,自分の経験や前提条件(ある事柄が成り立つための元となる条件)をもとに探します。特に子どもの遊びの中から見つけた動きは,それを自分で行って,アレンジし子どもに返します。自由な遊びには,決まった動きがありません。想うまま勝手に動き回る遊びです。しかし,遊びの中で身につける運動能力は,想像以上に大きな可能性があると考えています。その事例は,次の事柄からも読み取れます。3年生のプール学習が始まると,クラスの64%から86%の子どもたちが初心者水泳指導に参加します。その中でも能力差が見られます。だから,一人ひとりと相対する時間は限られてきます。それぞれの子どもたちに課題を示し,自分で学習する時間を設定します。友だちと見合ったり,一人で練習したりしていますが長くは続きません。しばらくすると水遊びに興じてしまいます。しかし,この遊びの時間が彼らの潜在能力を磨いてくれるのです。それは,休みや見学でプール学習に参加出来ない子との泳ぎにつながる水との触れ合いの度合いを広げていることからも理解できます。前述した遊びの効果を発揮してくれるのです。これらの手立ては,運動体験の少ない子どもたちには,目に見えないものですが生きた力になるのです。この自由な時間は大切であり,軽く受け止めてはいけません。これに教師の技能改善の道を探るデーターを提供すれば彼らの能力はさらに磨かれ自信と意欲を生み出します。指導者の腕の見せ所です。
 『自由に遊ぶ水中での動きが前提条件を育み,教師の技能改善の道を探るデーターが後押しし力強いものとなります。子どもには可能性が潜んでいると信じることが大切です』
 また,体育ノートには,技能の習得に向けた熱い気持ちや取り組みたい技能,質問が沢山書かれています。とても参考になり,教材の開発にもつながる資料にもなります。子どもたちとの出会いの中で見つけたものです。この見つける視点は,なんといっても自分の子どもの頃に培った昔の遊びが土台となっています。
 子どもにとって身体を動かして,自由に遊ぶということは,遊んでばかりとか,たかが遊びでなく,将来につながる大切な要素なのです。

2017(平成29)年7月12日(水) NDダイアリー 三笠 正治

登録日:2017年7月12日/更新日:2017年7月12日

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