登録日：2017年5月29日／更新日：2017年5月30日

　ネパールのＮＤ小学校が開校したのが、1985年5月1日。かれこれ33年目を迎えました。
　その間、吉岡先生（現在シスター）、亡き松尾先生、そして川上の3人が、時期を見ながら3ヶ月間ネパールのＮＤ校に滞在し、理科や図工・体育を指導してきました。私は、1989年9月22日～12月5日までの期間で、ちょうど新しい校舎が工事に入った時期でした。水道は、街の外れに1箇所あり、水が出る時間がくると、女の人や子どもが、腰に瓶を乗せ水くみに行っていました。電気は、ほとんど毎日停電でした。でも、自然はとても豊かでポインセチアの大きな木が、真っ赤な葉をつけていたのを思い出します。また、猿の大群や珍しい鳥や大きな鳥が見られました。ネパールの山々、ヒマラヤ山脈「エベレスト・アンナプルナ・マチャプチャレ（魚のしっぽ）・ダウラギリ」など毎朝5時に起き、カメラを持って小高い裏山へ走ったものです。最近は、スモッグが多くてなかなか見られないようですが・・・・・
　さて、前置きが長くなりましたが、京都のＮＤ小との関わりは、シスター・イヴンジェラ今村、シスター・ミリアム金谷との関わりと言っても過言ではないでしょう。

　

 

　第1回は、体育サークル（春日様御夫妻が担当時）の保護者様を含め、大人数でしたがとても楽しくネパールのＮＤ校の先生、生徒との交流が出来ました。それから、先生方と卒業生、保護者の希望者など数回ツアーを組みました。その都度新しい事を発見したものです。こんなこともありました。カトマンズからポカラまで、国内線のプロペラ飛行機に乗ったのですが、操縦室はドアもなく、着陸したのが砂利の滑走路で、ほこりをまき上げて着陸しました。皆さん拍手喝采の嵐！無事着陸して、ホッと・・・・
　バンディプールでの滞在やネパールでの活動は、殆どこのお2人にお世話になりました。ただの観光でなく、地元の生活の中に入り体験し、彼らとの心の交流にもなりました。数年前から、本校の4年生の子ども達とバンディプール校の子ども達との、お手紙などの交流をしているとか。いいことですよね。物やお金の豊かさより、心の豊かさを求めてこれからも関わり続けたいですね。

 
＜体育指導の集大成として行ったネパールND校初の運動会の様子(1989年)＞

体育科　川上　實

登録日：2017年5月29日／更新日：2017年5月30日