5月17日(水) 空書き(そらがき)
登録日:2017年5月17日/更新日:2017年5月17日
3年生の漢字学習の授業風景をご紹介しましょう。
「漢字の 『隹』は ふるとりって読んで、鳥の姿を表しています。その鳥がたくさん木にとまって、集まっているのです。それが、集っていう漢字になっているのよ。」そう言って黒板に漢字の成り立ちを絵で描き、漢字の練習を始めます。
「では、みんなで空書きましょう。きき手を上げてください。イをかいて、点つけて、横、縦で、横3本に木をつける。」
「もう1回やりましょう。」
(繰り返す。)
「3回目は、目を閉じてできそうな人は、目を閉じてやってみましょう。」
「4回目は、あなたたちが先生ですよ。はいっ、先生!」
ここでクラス全体を見渡して、筆順間違いがないかを私が確かめます。
漢字の成り立ちを学び、言葉集め(熟語集め)をします。漢字の成り立ちの意味を、教えると「そんな意味があったの!」と子どもたちは目を輝かせ聞いています。
3年生は新出漢字の数も多く,会意文字や形声文字のように、組み合わせた漢字も急激に増えます。
これからも子どもたちが漢字を身近なものとして親しむように,漢字を意味づけして教えていきたいと思います。
3年生担任 鎌田裕子
参考文献
下村 昇(2011)『下村式 唱えて覚える 漢字の本』偕成社
鎌田首治朗(2009)『真の読解力を育てる授業』図書文化社
登録日:2017年5月17日/更新日:2017年5月17日