4月17日(月) 月の言葉―4月―「希望」
登録日:2017年4月17日/更新日:2017年4月17日
ノートルダム学院小学校では月はじめに「月の言葉」について、子どもたちに向けて校内TV放送を行っています。その内容をご紹介します。
4月の月の言葉は「希望」です。
今年のイースター(復活祭)は4月16日(日)です。このイースターは、イエス様の復活をお祝いするキリスト教における重要な祭日の1つです。
イエス様が十字架にかけられて処刑された時、ペトロをはじめとする弟子たちは恐くなりました。もしかしたら、自分たちも殺されるのではないかと思ったのです。そこで、だれにも見つからないように弟子たちは、部屋に閉じこもっていました。
「あなた方に平安があるように!」
突然、弟子たちの前にイエス様が現れたのです。弟子たちがビックリしていると、
「なぜ、驚いているのですか?死んで三日目によみがえると話していたではないか?」
「さあ、あなたたちは、わたしがよみがえったことを世界中の人たちに知らせに行きなさい。」
そして、イエス様はいなくなりました。
ある日、弟子たちが湖で漁をしていると、イエス様が現れて一緒に食事をとりました。
そのとき、イエス様は、弟子の中のペトロに
「あなたはここにいる誰よりもわたしを愛していますか?」と聞きました。
それに対し、ペトロは、「はい、愛しています。」と答えました。
イエスは「わたしの羊を養いなさい。」と言いました。
イエス様は、同じことを三度ペトロに尋ねました。
ペトロは心配でしたが、イエス様のこの言葉に力づけられ、そのときから、よみがえられたイエス様のことを人々に大きな声で伝え始めました。
はじめ、怖がっていた弟子たちが、よみがえったイエス様と出会うことで神様から大きな力をもらいました。ペトロは、おそれることなく、イエス様のことを大勢の人々の前で広めていきました。
この弟子たちが、神様から大きな力をもらったように、私たちもイエス様の復活によって、いろいろな力を頂いています。私たちは、神様からもらった力をいつも自分のためだけに使うのではなく、他の人の幸せのために使っていきましょう。そうすると、自分も幸せになります。
イエス様が現れ、いつも私たちと一緒にいてくださる。その喜びで、弟子たちの中には、「希望」があふれていました。私たちの中にも、いつもイエス様がいてくださいます。いつも私たちを守ってくださいます。静かに目を閉じて、その喜びを、その希望を思い起こしましょう。
宗教部 上林 護・川端 博之
登録日:2017年4月17日/更新日:2017年4月17日