2月16日(金) 給食の歴史
登録日:2018年2月16日/更新日:2018年2月19日
給食の歴史をたどると、明治22年に山形県の私立忠愛小学校でお弁当を持ってこられない貧しい子ども達におにぎり・焼き魚・漬物を提供していたのが始まりといわれています。
戦争で一時中断していた時期もありましたが、戦後徐々に全国に普及していきました。
昭和27年4月には全国すべての小学校で完全給食が始まりました。昭和29年には「学校給食法」が施行され給食は教育の一環としてとらえられることとなりました。その後更に「食」が重要視される時代になり、平成17年には「食育基本法」が施行、同法に基づき1年後に「食育推進基本法計画」が決定されました。
本校は公立と違い、1年生から調理実習が授業に組み込まれています。食べる事だけでなく、手に触れ、自ら作ることそのものがまさに食育だと思います。給食の食間にも、その日の食材やメニューについての豆知識を話すとみんな真剣に聞いてくれます。
昼食を提供することは子ども達にとって必要な事だという思いから始まった給食です。昔はとても質素な献立内容でしたが、みんな食べる事に感謝していました。現在は豊食の時代、色々な物がいつでも手に入り、簡単に食べる事ができます。給食においても同様で昔と比べものにならないくらい多彩な献立になっています。なかなか日々の生活で食事をすることへの感謝を忘れがちですが、今一度、色々なものの命を頂いているのだということを思い出し、すべての食事がたくさんの人の手を通って目の前に提供されている事をご家庭で話題にしていただけたらと思います。
給食室 前田 香織
登録日:2018年2月16日/更新日:2018年2月19日