9月20日(水) 月の言葉―9月―「責任」
登録日:2017年9月20日/更新日:2017年9月21日
9月の月の言葉は「責任」です。
6年生が「責任」をテーマにした全校児童のためのTV放送プログラムを考えました。今回はその一部を紹介します。
「みなさん、この絵は何の絵か分かりますか?
蛇口から水といっしょにたくさんのゴミが出てきています。たくさんありすぎて桶からあふれでた水を、人間は一生懸命すくって桶に戻そうとしますが、これではあふれる水の量が増えて人間の仕事量が増すだけです。つまり、この人たちは働けば働くほど、いそがしくなってしまいます。安心して暮らすための全ての解決にはつながっていません。
でも、必死で働く前にこのカードに描かれている通り、元栓を閉めてゴミが出ないようにする方が、早く水を桶に戻すことができると思いませんか?絵の中の人たちはこんなに簡単なことになぜ気がつかないのか不思議に思う人もいるかもしれませんが、実は、今私たちも、この絵と同じようなことをしています。
この絵の人間と蛇口は私たちを、蛇口から出ている水やゴミは私たちが出している有害物質やゴミを、桶は地球を表しています。
私たちには地球をきれいにする責任があります。しかし、現状では朝起きてから夜ねるまでたくさんのゴミを出し、リサイクルするにしても、完全にゴミが出ないわけではなく・・・・
いつまでたってもゴミが減らず、責任を果たしているとはいえません。
ゴミを減らす努力をしないと、リサイクルをしても意味がありません。私たちも必死にあふれた水をもどすのではなく、蛇口の元栓を閉められる人になりたいと思いませんか?
わたしは今自分のできることを、今することが、責任を果たすということだと思います。」
環境問題について、頭だけで解決策を考えるのではなく、「責任」という私たちの心の中にあるピュアなものに訴える、考えられた素敵な放送でした。
宗教部 上林 護
※ この校内テレビ放送で映しているポストカードは、
京(みやこ)エコロジーセンター(京都市環境保全活動センター)館長のハイムーン先生(高月紘 京都大学名誉教授)の作品です。今年も本校4年生は、京(みやこ)エコロジーセンターを訪問して環境についての学習を深めました。
登録日:2017年9月20日/更新日:2017年9月21日