今週のノートルダム(12/5- ) vol.1「1年生 大茶会」
登録日:2016年12月 9日/更新日:2016年12月14日
12月7日、1年生の学習発表会「大茶会」が講堂で開かれました。今年の大茶会のテーマは「はる・なつ・あき・ふゆ」です。それぞれ、お家の方をお客様としてお招きし、おもてなししました。
本校の総合的な学習は、6年間を通して、「感謝」「命」「平和」「生きる」などをテーマに学びます。
1年生は総合的な学習の時間に学んだ礼法をいかして、家族―おばあさん、おじいさん、お母さん、お父さん―をお客様としてお迎えし、この大茶会でおもてなしすることで自分達の感謝の気持ちを表現しました。
会場では、未生流笹岡 家元 笹岡隆甫先生のご指導のもと、華道クラブの子ども達がいけたいけばなが壇上に飾られています。
また1年生の子ども達がこの日のために心をこめて用意した作品―自分で染めたざぶとんカバー、メッセージを書いた席札、山の家のサツマイモのつるや木の実を使って作ったリース、松ぼっくりのツリー、セロハンで作ったステンドグラス―が華やかにお客様をお迎えしました。
代表児童のあいさつで大茶会が始まりました。
子ども達がお菓子を運んで入場します。御菓名は「花あかり」、京菓子の「老松」様の方々に教えていただいて、前日に一人ひとりがお客さまのために作りました。桜の花をイメージしたこのお菓子は、入学の日から今日までの子ども達の成長を思い起こさせます。茶道サークルのお母様方が子ども達に本人が作ったお菓子を確かめながら手渡してくださいました。菓子盆を注意深くまっすぐに持って、子ども達はお客様にお出ししました。
子ども達がお客様をおもてなししている間にも、ついたての裏側では茶道サークルのお母様方が忙しく立ち働いてくださっていました。一人ひとりが絵付けをしたお茶碗を間違えないよう本人に手渡してくださり、子ども達がお茶を運び始めました。
子ども達は熱いお茶の入ったお茶碗を注意深く運び、お客様にお出ししました。茶せんを持ってお茶を点てます。
子ども達が絵付けをしたお茶碗をお客様が愛でてくださり、お話もはずみました。
理事長をはじめ、シスター方もこの大茶会においでくださり、子ども達がお茶とお菓子でおもてなししました。
子ども達はいったん退場してから、今度は舞台に並び、感謝をこめて、入学以来の「はる・なつ・あき・ふゆ」に自分達が学んできたことを群読や歌で発表しました。
最後は歌を贈りました。本校音楽科 寺下教諭が作詞・作曲した「いのちのうふふ」です。「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という歌声に涙する方もおられました。
大成功のお茶会と学習発表に拍手をいただき、子ども達は誇らしげな笑顔で退場しました。
終了後、体育館に集合し、お世話になった茶道サークルのお母様方とシスター方に感謝をこめてあいさつをしました。
一人ひとりが感謝を伝え、成長ぶりをお見せすることができた大茶会でした。
大茶会の開催と成功を支えてくださった皆様、お越しくださいましたお客様方、本当にありがとうございました。
<前日の準備の様子を一部ご紹介します>
お客様のおもてなしのため、「老松」様にご指導いただいて前日にお菓子を作りました。お客様に喜んでもらえるよう、一生懸命取り組みました。
立派ないけばなは、笹岡先生のご指導のもと、華道クラブの子ども達がいけたものです。
常緑のアセビにバラやカーネーションを合わせ、名残の秋を惜しむような秋色のグラデーションで、次世代へとつながる命を表現してくださいました。
登録日:2016年12月 9日/更新日:2016年12月14日