11月4日(金) 死者月によせて
登録日:2016年11月 4日/更新日:2016年11月 4日
11月2日(水)に、死者月のミサが行われました。11月は死者の月です。亡くなった人のことを思い、みんなで心を合わせてお祈りをしました。ちょうどこの日は、6年生が最後の学年テストを終えた日でもあります。テストの出来具合はさておき、達成感と安堵感をもって落ち着いてミサに臨むことができました。
この日に向けて、数日前にホームルームで亡くなった方へのお手紙を書きました。天国にいる人、動物たちに思いを馳せ、子どもたちは自由に言葉をつづっていました。本来なら、神様におささげするお手紙ですので担任が目を通してよいものか悩みましたが、一度目をやってしまうと、ぎっしり書かれているその手紙の内容に思わずひきこまれてしまいました。
戦争にまきこまれてしまった命が安らかに眠れますように
災害で亡くなった人たちが、苦しみから解放されますように
数日前に亡くなられた三笠宮殿下へ 激動の時代を生きられた殿下が安心なさる社会をつくれますように
いつもお祈りをしてくださっていた溝部司教様が天国で安らかに憩われますように
写真でしかお会いしていない、亡くなったおばあちゃんに、これからも見守ってもらえますように
大すきだったペットへ 思い出を大切に、天国でも楽しく過ごせますように・・・・・・
子どもたちのその優しい思い、出会ったことのない人の気持ちを推し量る想像力に感動しながら少し目を潤ませていると・・・
「先生もちゃんとお祈りしてください!」
いつの間にか給食の準備ができていて、子どもから注意されてしまいました。
6年間ノートルダム学院小学校で過ごして、子どもたちはいろんなことができるようになりました。そしてそれ以上に、目の前のことだけでなく、神様の存在を通して広い視野で物事を考えられるやさしい心を育んできたようです。こんなにすばらしい子どもたちと日々過ごせることを心からうれしく思います。
6年担任 秋田 幸絵
登録日:2016年11月 4日/更新日:2016年11月 4日