1月18日(水) 新しい何かを
登録日:2017年1月18日/更新日:2017年1月18日
主は、お前の罪をことごとく赦し、病をすべて癒し、命を墓から贖い出してくださる。慈しみと憐れみの冠を授け、長らえる限り良いものに満ち足らせ、鷲のような若さを新たにしてくださる。 (詩篇 第103編3~5節)
今日も「どう解決したらよいかな・・・」と頭を悩ませることがたくさんありました。
「人は神により頼めば、必ず良い方向に向かう。地ではなく天のことを思えば皆を幸せに出来る力を授けられる。」これは、過日におこなわれたミサにおける神父様のお説教です。なるほど、と納得します。けれども世の中には嫌な人もいます。嫌なことをする人だっているからなかなか一筋縄でいくものではないなとも未熟な私は思います。
そんな時、私の心の基盤になっているのは、シスターから教えられた「人に対して悪いことを思うと悪が及びます。悪く思わないようにして、その人から心を離しなさい。すると必ずその人はあなたのそばから消えていきます」と言う言葉です。
そうは言っても嫌な人に対して悪く思ってしまう自分・・・。キリスト的に言うなら原罪でしょうか。神の命を分かち与えられて今日も生かされているのだから、恥ずかしいほど微力であろうとも愛を実践しなくてはいけないのに・・・。愛すること、それは相手を変えるのでも自分を変えるのでもなく、お互いの個性をあわせて新しくより良い何かを作り出すことなのかもしれません。
何かあるごとにそれぞれの子どもの幸せと成長を願い、静かに寄り添い、共に歩む姿勢は、深い部分での心の交流を可能にすることでしょう。そのような営みがより良い人間関係へと力強く歩みを進めるものでありますように。
稲光千賀子
登録日:2017年1月18日/更新日:2017年1月18日