9月8日(木) 「幸いなるかな 心の貧しい人 あなたは・・・」
登録日:2016年9月 8日/更新日:2016年9月 8日
マザーテレサ列聖のニュースは、私達にマザーがなさった様々な良い業を思い出させてくれました。今日、6年生の宗教の時間に、マザーテレサは何をなさったのか、どんな人だったのかを聞いてみました。
・貧しい人に親切にした人
・ 特に貧しい子どもたちに優しく接し、勉強をすることを教えた人
・「死を待つ人の家」を作って、人間の最期を看取ってあげた人
・ノーベル平和賞をもらった人
などなど、子どもたちもマザーテレサについては折に触れて話を聞いていたのでしょう。いろいろなことを知っていました。さすが、ノートルダムの子どもたちだと嬉しく思いました。
私はマザーのなさった行いの中でも、特に心に残った場面について分かち合いました。数分後に息を引き取ることが判っていても、「死を待つ人の家」に運ばれてきた人には、一人ひとりに、マザーは身をかがめて、名前を聞き、手を握って、一人の人間として関わられたことや、数分前まで道端で人々から無視され、ごみのように扱われてきた人に、心優しく接し、最期を看取ってあげられたこと、など。
また、この世で息を引き取る前に、たった一度でも、ぬくもりのある温かいマザーの手の中に、自分をゆだね、美しい微笑みに接し、どんなに安らかに旅立って行かれたことでしょうね、と。
これらの貧しい人たちにとって、マザーとの出会いは生まれて初めてで最期の、一回きりの貴重な体験となり、お金では買えない、最高の幸せを得られたのですよね、と。
授業の最後に、聖書を読みました。
「また、わたしの弟子だからといって、この小さい者の一人に、冷たい水を一杯でも飲ませる人は、――あなたたちによく言っておく、――必ずその報いを受けるであろう」(マタイ10:42)
『あなたがたによく言っておく。これらのわたしの兄弟、しかも最も小さな者の一人にしたのは、わたしにしたのである』(マタイ25:40)
シスターベアトリス田中
登録日:2016年9月 8日/更新日:2016年9月 8日