登録日：2016年7月20日／更新日：2016年7月20日

「先生おはよう。」

ノートルダムでは、子どもは7時15分に校舎に入ることができます。わたしが7時半に図書館を開けに行くと、もう2～3人の子どもたちが前で待っています。朝1番に前日に借りた本を返却し、今日読む本を見つけて借りると、そこで読書する子もいれば、教室へ戻り遊びに行く子もおり様々です。あるいは、わたしに近況を話してくれる子もいます。加えてＮＤ読書百選の冊子『じぶんだけのとしょかん』に貼るシールをもらいに来る1～2年生も大勢います。ノートルダム学院小学校の子どもは、よく本を読みます。よく本を読む子に共通しているのは、小さいころから本に親しんで来た子が多いことです。わたしも20数年前には、毎晩わが子に絵本を読んでやっていました。そうすると、絵本にくわしくなったり、昔話をよく知っていたりします。さらに、語彙が豊富になったり、表現力も豊かになったり・・・・。本を読む習慣がついていると、国語学習にとどまらず、他教科でも力をつけてきます。とりわけ、算数の文章問題は、得意になることが多いでしょうね。ですが、学力を伸ばす目的で、読書をするのではありません。読書は楽しむものです。毎日、延べ300人近くの子どもたちが訪れ、400冊前後の本が貸し出されている図書館に、今日も遊びに来て下さい。

　

図書館司書教諭　中塚　博之

登録日：2016年7月20日／更新日：2016年7月20日