6月16日(木) 歴史から
登録日:2016年6月16日/更新日:2016年6月16日
帰り道、祭囃子が聞こえてきた。
祇園祭のお囃子である。仕事を終えた人たちが、1ヵ月後の祭り本番に向け、お囃子の稽古をしていた。京都に夏がやってくる。
祇園祭の起源は平安時代にさかのぼるといわれている。都に病気が流行して大勢の死者が出て、朝廷は神仏にお祈りすることで病気の退散を願った。時代が進むにつれ、民衆が積極的にかかわるようになり、徐々に祭りの要素が付け加えられ、室町時代になると、現在のような山鉾巡行が登場した。
本年度は、6年生の社会を担当している。子ども達と共に、歴史を学び直している。いつもの祇園祭だが、今年は、祇園祭の歴史をあらためて考え、多くの人々がそれぞれの願いを込め、伝統が受け継がれていることを感慨深く思う。
現在は、江戸時代を学習中である。それまでの戦国の世と比べると、、平和な時代といわれている。しかし、現在同様、日々の暮らしを良くしようと様々な改革がなされるが、人間の欲や天災に襲われ、安定は難しいようだ。ただ、その中でも一生懸命に生き抜く姿を感じることができる。
子ども達も歴史を通して、たくましく生きる人々を知り、生きる力を感じ取ってほしい。
6年担任 花岡 みゆき
登録日:2016年6月16日/更新日:2016年6月16日