登録日：2017年3月 7日／更新日：2017年3月 8日

   

あなたたちは、あなたたちの神、主が命じられたことを忠実に行い、右にも左にもそれてはならない。あなたたちの神、主が命じられた道をひたすら歩みなさい。そうすれば、あなたたちは命と幸いを得、あなたたちが得る土地に長く生きることが出来る。

（申命記　第5章　32,33節）

 

聖書の言うところの　「天にいますあなた方の父が完全であるようにあなたも完全であるべきである」　（マタイ5章48節）　とは、神のようになりなさいということではなく、神が神として完全であるように人は人として完全であるべきだということなのでしょうか。

すなわち、犬が犬らしくて犬であるように、猫が猫らしくて猫であるように、人も人らしく、つまり、なしたい善を行えず苦しみ、望まない悪をおかして嘆き、愛に欠けていることを実感して良心の呵責にさいなまれる不完全な罪人のまま完成されているのかもしれません。嫌なところも受け入れがたいところもたくさんある自分、けれどもそういう部分をキリストが背負って人となって共に歩んでくださっている、不完全そのものの自分が愛されているのだから、私も不完全な隣人を不完全なまま愛したいと願います。

今日も子どもたちが神から頂いている命を活かし、頂いている恵みを生かせるように関われるよう祈ります。

私が今日、ただここにいるだけで愛され完全であることを今日こそ私が受け入れる日となりますように。

稲光千賀子

登録日：2017年3月 7日／更新日：2017年3月 8日