登録日：2016年1月28日／更新日：2016年1月28日

　新しい年の到来と共に今年もまた試練がやってきました。
　来年度より「ショートアスク（仮称：でもおそらくそのまま！？）」をスタートさせることになり、来年度新1年生については、今までの１学年定員15名を20名に拡げることができましたが、やはり抽選を行わなければならず、新年早々、辛い抽選会を実施しました。お断りしなければならなかった4家族の方々の分まで、縁あってＡＳＣで共に過ごすことになった子ども達と充実した時間を紡いでいきたいと思っています。また、多くの方々がご希望してくださる存在であることは、私にとっては、社会の一端を担わせていただいている責任と有難さを再認識する機会でもあります。毎年、年頭に当たり気を引き締める大切な儀式のようにも感じます。

　さて一方、新体制ＡＳＣ一期生の3年生たちが、いよいよＡＳＣから巣立っていく時期を迎えます。1年生当初はクラスで過ごすよりもＡＳＣで過ごす時間の方が断然長かったのが、学年が進むにつれＡＳＣで過ごす時間が少なくなり、ＡＳＣの必要性も薄れていくのがなんとも寂しいかぎりですが、これも成長の証。先日の３年生の学習発表会で、多くの聴衆を前に舞台上で堂々と発表していた子ども達の姿に納得させられました。
　京都という土地柄か、～伝統を受け継いでいくということは、昔からのものを変わらずそのまま踏襲するだけではなく、常に革新が必要である～と、ことあるごとに耳にします。地球のほんの片隅で始まったばかりの伝統ですが、日々の流れにこのことを実感します。大元のコンセプトを見失うことなく、日々柔軟に対応し、子ども達それぞれの成長の一助となれるよう、どっしりとしなやかに成長していきたいと思います。

ＡＳＣ　永井典子

登録日：2016年1月28日／更新日：2016年1月28日