5月7日(木) 今日の授業にて
登録日:2015年5月 7日/更新日:2015年5月 7日
今日の授業は『日本の鉄鋼業』についてです。
"鉄の原料の話"や"鉄の製造過程"など授業は進むのですが、最後に工場のある場所について考える時間となりました。
鉄鋼業の工場は、輸入に頼る原料の関係上、海岸沿いに位置しています。また海岸沿いにあると、製品の輸出にも有利です。ほかにも理由はありますが、主たるものとして、この2点が出ればいいなと考えていました。
私 「この図を見てごらん(図を見せました)何か気づくことはある」
児童「あっ。工場が海沿いにたくさんあります」
私 「ほんとだ。どうしてだろうね?」
ここから子ども達の思考が始まります。
「うーーん。できた鉄はとっても熱いから、それを海で冷やすためだ」
「わかった。原料の一つである石灰石はサンゴ礁の化石でもあると聞いたことがある。だから、海の近くの石灰石を取るために、海の近くにあるんだ」
「海と言えば船かー。あっ。船を使うからだ」
こうして子ども達は、自然と答えにたどり着いていきます。その思考力には毎度驚かされています。
私の仕事は子ども達の"気づき"を導いてあげることだともいえます。明日も子ども達が新しい発見をできるような授業をしていきたいと、心を新たにした1日でした。
5年生担任 松谷如雪
登録日:2015年5月 7日/更新日:2015年5月 7日