3月17日(金) 天の父の慈しみ
登録日:2017年3月17日/更新日:2017年3月18日
ごらんよ空の鳥 野の白百合を 蒔きもせず紡ぎもせずに 安らかに生きる
こんなに小さな命にでさえ 心をかける父がいる 友よ友よ今日も
讃えて歌おう すべてのものに 染み通る 天の父の 慈しみを
典礼聖歌第7編 391
自然豊かな校庭に冷たい風が吹き抜けてゆきます。そんな寒さに耐えながら様々な工夫をして春を待つ自然のたくましい姿に出会います。
乾燥が致命的な植物。光合成の能力が落ちる寒い季節は、気孔からの乾燥などを考えると葉を落とした方が樹のためには有利なので葉をすべて落とし春を待つ落葉樹。しかも、その枝には冬芽がしっかりとつき、芽は鱗片で覆われ、寒さや乾燥から守られています。しかも1カ所に主芽と副芽が付いていることもあり、主芽が何らかの理由で傷ついた場合、副芽がその代わりをするようつくられています。
それから水平に葉を広げて地面にはりつくようにして寒い季節を過ごすタンポポのロゼット。ロゼットの葉の糖の含有量は非常に高いといわれ、細胞内の濃度が上がり凍り付きにくくなっているそうです。また、背が低いので風の影響も受けにくくつくられています。
さらにミノムシ。その服は外は昔の人が藁(わら)などで作った蓑(みの)、(今のレインコート)に似ているのでこの名が付いたと言われていますが、内側は外側からは想像できない美しい絹で覆われていて、ミノムシは雨も雪もしみこまない服をまとっているのです。
このように、大自然の中には小さな命に心をかける天の父なる神様の慈しみが鮮やかに見えてきます。
~何て素晴らしい神様の御業!~
今週卒業してゆかれた136名の6年生。
自然の小さな命にもこれほど心をかけてくださる天の父なる神様が136名一人ひとりに注がれる慈しみのご計画たるやどれほど大きくまた、素晴らしいことでしょう。そう思うとさらに今後の卒業生の前途が大いに期待されワクワクしてきます。
Congratulations on your graduation!
NDサポーター 辻 智子
登録日:2017年3月17日/更新日:2017年3月18日