12月12日(月) クリスマスには・・・
登録日:2016年12月12日/更新日:2016年12月12日
もうすぐ、子どもたちが待っているクリスマスです。12月の初めに、サンタの国、フィンランドから日本にもサンタクロースがやってきました。サンタの訪問があった幼稚園では、園児が、「どうやって来たの?」と尋ねる場面がありました。「トナカイに乗って・・・。」と期待していたことでしょう。サンタは、「遠い国からだから飛行機に乗ってきたよ。」と答える場面がありました。
学校図書館では、12月の図書館便りも館内展示も「クリスマス」がテーマになります。
たくさんあるクリスマスの本の中で、今回は、チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」を紹介します。この本は、内容が暗い印象があってか、なかなか手にとってもらえない本ですが、「Disney's クリスマス・キャロル」、「3人のゴースト」などたくさん映画化されています。
けちで意地悪な金持ちの老人スクルージは、嫌われ者の男で、道行く人が避けるほどです。甥のフレッドがクリスマスの夕食を一緒にと誘いに来ますが、怒鳴り散らして追い返してしまいます。そして、その夜、独りベッドにもぐりこんだスクルージに3人の過去・現在・未来の精霊が次々現れます。自分は冷酷な世界を生き抜いてきたと思い込んでいるスクルージに、自分もまた妹を始め多くの人の暖かい心に支えられて生きてきたのだと悟らされます。そして、現実のクリスマスの朝に戻ったスクルージは全く変わった人となっていました。
この本にはクリスマスのイエス様の話はほとんど出てきませんが、イエス様のメッセージに満たされていると思います。
是非読んでください。
学校図書館 シスターテレーズマリー
登録日:2016年12月12日/更新日:2016年12月12日