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授業紹介 クローズアップ

授業紹介 クローズアップ 9月号 理科 「イカの解剖実験」

登録日:2015年10月 5日/更新日:2015年10月 6日


理科部 梅下博道

「セキツイ動物と無セキツイ動物の体のつくりを比較し、生物の共通性と多様性を知ろう」

ノートルダム学院小学校の6年生、理科の単元「ヒトと動物のからだとはたらき」ではイカの解剖実験を導入しています。

実物のイカを使って、解剖をする。外観の観察、解剖してからの内臓の観察、消化管のつながり、口器、眼球の観察、呼吸色素ヘモシアニンの確認など行う。ヒトの体との違いをイカの解剖実験を通して学びます。5年生の時にセキツイ動物と無セキツイ動物について学び、6年生ではセキツイ動物のからだとはたらきを学びます。実はセキツイ動物は全動物の中でたった4%なんです。4%しかいないセキツイ動物の中のヒトの貴重さをこの単元でさらに学ぶことができます。この単元ではヒトだけでなく、イヌや鳥そして魚などのからだのつくりについても学びます。セキツイ動物と無セキツイ動物のからだを比較する時に、イカの解剖実験は、はさみを一度だけ入れるだけでからだのつくりがよくわかるので導入しています。ノートルダム学院小学校の理科では実物を見ることも大切にしています。また身近な教材ということで、子どもたちの興味・関心も高めてくれます。では、解剖実験の様子を紹介します。

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このように1人に1杯のイカを配ります。最初にイカのからだのつくりなどを、実物を見て確認します。ひれ、胴体、頭、口、足、ろうと...実際に触りながら確認します。足は10本あるのですが、すべてが同じ長さでないのもここで確認します。2本の長い足は触腕と呼ばれている足です。

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足にはいくつもの吸盤もついています。1つ1つの吸盤もよく見てみると、内側にきざきざのとがった部分があります。今までじっくりとイカを見る機会がないので、子どもたちはイカのからだに興味津々です。

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次に胴体からひれの先端まではさみを入れます。からだを開きます。日常生活ではイカを見るといっても、ほとんど加工処理されたものです。内臓の部分を見るのは初めての子どもたちが多く、イカのからだのつくり、えら、心臓、肝臓、墨の部分など興味深く見ています。うすい過酸化水素水でイカの血液も確認します。

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次にイカの口を見ると、黒いものが見えます。実際にピンセットでつまみ、引き出すと写真のようなものが出てきます。カラストンビといわれているものです。次にイカの目のレンズを取り出しました。

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は背骨がない無セキツイ動物ですが、背骨に似た軟骨があります。外套膜にある軟骨をそれぞれ自分で取り出し、子どもたちはヒトとイカのからだのつくりの違いを学びました。

登録日:2015年10月 5日/更新日:2015年10月 6日

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