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授業紹介 クローズアップ

授業紹介 クローズアップ 8月号 英語科 4年生 New Friends Project ~ネパールのお友だちに手紙を書こう~

登録日:2015年8月28日/更新日:2015年8月28日

英語科 オーガスティン真智

 

ネパールのバンディプールにノートルダムの姉妹校があります。そのバンディプール校の4年生のお友達が、毎年、日本語の授業で日本語と英語で手紙を書きます。秋にネパールからシスターがお手紙を持ってこられ、その返事を4年生の英語の授業で書いています。今年度は、ネパールにおられる中藪先生のお手伝いもあって、一歩踏み出して、まずこちらから手紙を書くことにチャレンジしました。

 

<単元プラン紹介>

1

4/9 & 14

オリエンテーション、昨年度のネパールからの手紙の紹介

2

4/16 & 21

ネパールについて

3

4/28 & 30

三笠先生のお話「バンディプールについて」、振り返り

4

5/7, 14 & 16

Worksheet 1 内容の文章の練習(3文)

5

5/19 & 21

Worksheet 2 手紙形式のプリントの穴埋め

6

5/26 &28

Draft 下書き 下書き用の便箋に全文練習する

7

6/9 & 18

Final Letter 1 自分の好きな便箋を選んで清書する

8

6/23 & 25

Final Letter 2 Finish the letter 写真、絵などを加え完成させる

9

6/30 & 7/2

振り返り Speech Practice

 

1.ネパール、バンディプールについて知ろう!

最初に、昨年度ネパールから届いた手紙を見せました。数が人数分なかった為、残念ながら一人ひとりに渡すことはできず、見るだけとなりました。何通かを選びOHCでスクリーンに映して英文を読み、内容を紹介しました。どの手紙も丁寧に書かれ、細かく絵も描かれて、心のこもったものです。子ども達は興味深く、関心をもって手紙に見入っていました。

手紙を書くには、まず、相手のお友達のこと、ネパールのこと、バンディプールのことを知らなければいけません。まず、授業でネパールという国について一般的な知識(地理や国旗、宗教、食事、名所など)を紹介し、自分たちがどのくらいネパールのことを知っているのかを確認しました。そして、3時間目には、バンディプールND校で体育の授業をされたことのある三笠先生にお話をしていただきました。

ちょうど授業の日の2日前に大地震が起こり、三笠先生はバンディプールにおられる中藪先生のことや被害の様子などもあわせてお話ししてくださいました。バンディプールに行くにはバス停から山道を1時間かけて登っていかなければならないこと、水や電気、食べ物がとても貴重なこと、どんな遊びをしているかなど、子ども達は写真を見ながら、先生のお話を真剣に聞いていました。自分たちの普段の生活や当たり前のことが、実はとても恵まれていることに子ども達は気づきました。お話を聞いた後の振り返りには、そんな子ども達の様々な気持ちがつづられています。

「ぼくたちがどんなにしあわせかをしりました。もっとネパールのことがしりたいです。」

「話をきいておどろきました。ネパールの人がどんなに苦ろうしているかがわかりました。ちょっとでも苦ろうさせないようにがんばります。」

「おうえんしたいです。」「なにかたすけることができたらたすけたいです。」

「おはなしをきいて、きょうみをもちました。ネパールへぼきんしようと思います。」

「私たちには、ふつうの水や電気がネパールでは、ふつうではないことにおどろきました。私たちも水や電気を大切にしようと思いました。」「ネパールに一回いってみたいです。」

「同じ地球なのにきれいな水が飲めなかったり、ご飯も満足に食べられないなんて、とてもびっくりしました。そんなところに地しんがおきたなら大丈夫なのかなあと思いました。」

このように、子ども達はしっかりと三笠先生のお話を受け止め、一人ひとりの子どもの心の中にそれぞれのネパール、バンディプールへの想いを持つことができました。

 

image (24) DSC00110

    三笠先生のお話                                NDバンディプール校

 

DSC00071 (null)

  バス停からバンディプールへの山道                    シスター・ミリアムテレーズの日本語の授業

 

2.手紙の内容

いざ、英語で手紙を書くとなると、楽しみにしている子どもと不安に思う子ども、両方がいます。心配に思う子どもにも自信が持てるように、今まで英語の授業で学んできたことが生かせるように、今回の手紙の内容の3つのうちの2つは、学習した表現を選びました。

・[自分の好きな教科] I like ______.  Do you like ____? (あなたも好きですか?)

・[自分の趣味、好きなこと] I like ~ing.  Do you like ~ing? (あなたも好きですか?)

ワークシートには、全教科の単語といろいろな趣味の動詞をのせたワードバンクを用意し、子どもができるだけ本当のことを書けるようにしました。

3つ目の内容は、書きたいことを自由に書きます。何を書いていいか分からない場合のために、例文を4文用意し紹介し、他に言いたいこと聞きたいことを子ども達に聞いて、その英文を黒板に書き出しました。

<例文>

1) Take care of yourself and your family.

2) I hope you are well and your town is too. 

3) What game do you play with your friends?

4) What snacks do you like to eat?

その他、子ども達が知りたいと思ったものに、中藪先生のことやクラスの人数などがありました。

毎時間、ワークシートを回収し、英語の書き方や綴りなどを確認し、段階をおって手紙の文章を完成させていきました。バンディプール校での子ども達の様子を中藪先生が知らせて下さることも刺激となり、子ども達はやる気を失うことなく、一所懸命英語を書く作業に取り組むことができました。

 

3.手紙を書こう!

 英語を手紙で書くのは初めてだという子どもがほとんどです。手紙の書き方を説明し、間違えやすい書き方をピックアップして説明してから、書く作業に入りました。

・高さを注意する小文字:p, y, g 線より下につき出して書く。
・単語(ことば)と単語(ことば)の間にスペースをあける
 × Doyoulikeplayingthegame?    Do you like playing the game?
・文章の最初は大文字で書く。
 × do you like playing the game?   Do you like playing the game?
・文章の最後は、ピリオド「.」をつける。

 × I like playing the game      I like playing the game.
・質問文なら最後に「?」をつける。

 × Do you like playing the game    Do you like playing the game?

・単語のとちゅうで改行しない。
 × Take care of yourself and your fam
    ily.
  Take care of yourself and your family.

・名前の最初は大文字で書く。

・n, h, r の違いをしっかりとつける。

・bとdの向きに注意する。 B=b    D=d

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 清書には2時間かけました。手紙はB5サイズで、柄も何種類か用意し、自分の好きな柄を選べます。丁寧に書くだけでなく、写真やシールを貼ったり、絵を描いたりしました。昨年のネパールからの手紙と同じように、手紙は封筒に入れず、便箋を三つ折りにし、表や裏に絵を描き、デザインしました。子ども達はそれぞれ工夫をこらし、心のこもった手紙に仕上げることができました。

 

4.ふりかえりの紹介

「最初の下書きの時は、スペースがよくわからず困っていたけれど先生や友だちに教えてもらってやり方がよく分かった後は、書くのが楽しかったです。またネパールに手紙を送りたいです。みかさ先生のお話は、また聞きたいです。」

「何度も下書きをかさね、本番を書く時はとてもドキドキしていました。なぜなら、その時書いた手紙が、そのままネパールまで送られるからです。でも、絵をかくのは、とても楽しかったです。またこのような手紙をかきたいです。とくに、ネパールの事をあまり知らなかったけれど、みかさ先生からの話を聞いて、ネパールの事を知れました。」

「4月30日の時、みかさ先生にネパールのお話をきいてバンディプールのことを聞いたとき、私たちになにかできないかなと思ったとき、副会長の方がネパールのためにお金をぼきんをしようと考えました。・・・私はネパールに行ったことがないのでじじょうがよくわからなかったけど、行くと本当にこわかったと思います。また私は何かあったとき助けたいです。ネパールの子どもたちに心をこめて手紙を書きました。よろこんでくれるのを心からいのっています。」

 

5.最後に

7月、夏休みに入ってすぐに、修道院からバンディプールに行かれる方に渡してもらうよう、手紙157通をシスターベアトリス名誉校長に託しました。バンディプール校では、子ども達からのお手紙をとても楽しみにしておられるそうです。無事に手紙がバンディプールにのお友達に届くことを願っています。

また、今回のプロジェクトには、たくさんの方々が関わってくださいました。ご家庭での協力はもちろんのこと、三笠先生、中藪先生、シスターベアトリス、そして、4年生の担任の先生方が、快く協力してくださいました。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。一つの活動を通して、たくさんの人と関われたことは、子ども達にとっても貴重な学習となり、学びを深めることができました。

バンディプールのお友達が手紙を受け取ったという知らせが届くのを楽しみにしています。また、バンディプールからのお返事が届くのを子ども達はとても楽しみにしています。外国語を学ぶにあたって、このわくわく感や楽しみにするという気持ちをこれからも大切にしていきたいと思います。

 

image1

ネパールへの手紙

登録日:2015年8月28日/更新日:2015年8月28日

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