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授業紹介 クローズアップ

授業紹介 クローズアップ 10月号 家庭科 五年生・前期の取り組み

登録日:2013年10月22日/更新日:2013年10月22日

家庭科部 稲光 千賀子

 衣食住に分類される家庭科学習、今回は「衣」の分野における、4月から9月までの取り組みをご紹介します。

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・  玉結び、玉どめをマスターしよう

・ 手順を考えてぬいとりをしよう

・ チャコペンシルなどで下書きをしてから縫い取りをしよう

・ いろいろなボタンをつけよう(布の厚さを考えながら・・・)

・  命綱にシンプル刺繍をしよう 

 発展学習・・・・・ロザリオケースかテイッシュケースに挑戦しよう

           自由に作品をつくってみよう

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針と糸を使えるようになると、生活に役立つ物、生活を楽しくする物を作ることができます。また、ほころびを縫ったり、ボタンを付け直したりするにも役立ちます。手縫い練習を通して、針と糸を上手に使えるようになること、お裁縫学習への願いや興味を高めることが前期の主な目標です。

 

(はじめてのお裁縫)

・初めてお裁縫をする子どもたちは、どのクラスにも約半数ほどいます。その子たちにとっては、針と糸を通すことも一苦労です。縫う前のつまずきを最小限にするために、針穴は大きめの物、糸は細口を使い、糸先を斜めに切って糸の先のほうを持つなど、個別のアドバイスを大切に指導しました。また、お裁縫箱の中は安全と使いやすさのためにいつも整頓するよう繰り返し指導しました。

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(基礎縫い・玉結び)

・通常、人差し指の回りに糸を巻きつけて親指とより合わせ、親指と中指で押さえて糸をひく方法を指導します。でも、なかなか上手に出来ない児童には、針に糸を巻きつけ、巻いたところを強く押さえて糸を引き抜く方法も紹介します。

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(腰ひもに刺し子やシンプル刺繍をしよう)

・5年生は三重県浜島の海で遠泳学習をします。個人差はあるもののほとんどの児童が1時間程度は泳ぎ続ける厳しいものですが、仲間と励まし合いながら自分の限界に挑戦します。

その際、安全面を考慮して腰に命綱と言われるひもを巻きます。家庭科では、この命綱に自分の名前やクラスはもちろんのこと、遠泳にむけての熱い思いを、漢字一文字刺繍で表現しました。世界に一つだけの思いのこもった命綱をつけ、自分の目標を目指してみんな必死で泳ぎ切りました。

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(基礎的・基本的な技能の習得)

・ 将来、自分で生活を営んでいくために、基礎的な生活技能を身につけておきたいものです。基礎縫いにおいては繰り返しの練習が有効ですが、単に練習するだけでは意欲も持続しにくいでしょう。そこでスイカの種に見立てて黒い糸で玉結び、玉どめをいくつも作り、出来上がりに目的をもって、意欲的に取り組めるようにしました。 

・ 初期段階における波縫いについては、2~3針連続で縫えれば合格です。子どもたちの 技能と意欲によっては発展的にかがり縫いや返し縫いに挑戦しました。

・ 安全の確保と個別指導、グループでの協力を重視しました。

 

(発展学習・テイッシュケースをつくろう)

・ 小物作りは、布の縫い方や裁縫用具の扱い方に慣れ、物を作る喜びを味わうことがねらいです。作る物は練習した波縫いやボタン付けの技能を生かしたテイッシュケースかロザリオ入れで、時間的・技能的に無理のないように助言しました。また、ここでは基礎的・基本的な手縫いの技能を生かし、短時間で達成感を味わえるようなものを作成することが大切なので、布端の始末や複雑な部分の始末がないものを選びました。

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(ボタン付け)

・ 基礎的・基本的な手縫いの技能の一つとして、ボタン付けは繰り返し経験します。そもそも子どもたちにとっては、ボタンは何のためについているのか、どんな役割を果たしているのか、ボタンにはどんな種類があるのか、どんな付き方をしているのかなど、疑問はたくさんあります。そのような過程を大切にすると、技能を獲得する時にもなぜ何度も糸を通すのか、なぜしっかりと玉結びや玉どめをしておかなければならないか、なぜ布を少し浮かせてから糸を巻くのかなどなど、理由を理解して実習することができます。

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(ミシン学習)

・9月からはミシンにも挑戦です。糸かけや針の取り外し、布に合わせてふさわしい針と糸を選ぶことから下糸を巻く学習、上糸と下糸の調子を変えたり、縫い目の大きさを変えるなど、 ミシンの扱いに必要な内容をひとしきり学びます。その後、台ふきんとランチマットを作成します。2時間程で、基礎縫いから台ふきん作りまでがきちんと仕上がった子どもたち、なかなか飲み込みが早いです。

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【6年生・衣服の手入れ学習につなげる】

・  実際の衣生活においても、小物を作るよりもシャツやコートのボタンがとれてつけなおすといった場面を経験する子どもたちが多いことでしょう。6年生では、衣服の手入れについて学習します。そこで再度、ボタンが取れていないかなどの点検を学び、取れていたら付け直すといった実習を行います。

・  衣服の手入れと着方についても考えます。そして、手洗いでの洗濯を体験します。

子どもたちは、着用する衣服を選ぶとき、保護者任せにしたり、見た目のかっこ良さや流行だけで選んだりする傾向があります。衣服の保健衛生上、生活活動上の役割を理解し、健康や安全の視点からも衣服を選ぶ力を身につけてほしいと願っています。衣服の働きについての学習を生かして、夏を涼しく冬を暖かくといった、季節に応じて快適に過ごすための着方に発展させ、実践への意欲や態度につなげます。

 

(発展学習での取り組み紹介)

・子どもたちが、主体的に取り組んだ作品をご紹介します。

子どもたちの想像力と学びの早さには、いつも驚かされます。

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これらの取り組みが、子どもたちの自立としっかりとした家庭生活を営む力、そして豊かで幸せな未来へとつながりますように・・・。

登録日:2013年10月22日/更新日:2013年10月22日

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