3月22日(火) 心の宝物
登録日:2016年3月22日/更新日:2016年3月22日
私は毎朝、松ヶ崎から市バス(北・8)に乗って、学校に来ています。バス停で子ども達に大体私の方から話しかけています。バスの時刻によって、出会う子どもたちが変わります。過日はとてもうれしい会話をしました。
「一番好きな教科は何?」「何の時間が一番好き?」と聞きますと、
子どもの答えは
「宗教の時間」でした。
私はさらに質問します。
「宗教の何が好きなの?」「どんなことを勉強しているの?」
その女の子はしばらく考えてから、
「心の宝物というお話があるの・・。わたしはそのお話がとても気に入っているの」
とのことでした。
次の日はまた別の子どもにききました。
「一番好きなお勉強は何?」「何の時間が一番好き?」と。
その子はしばらく考えてから、
「いっぱいあるの」と答えましたので、「どれとどれなの・・?」と聞きますと、
「算数と国語と体育と社会と、えーっと、図工と音楽と・・」と言ってくれましたが宗教が出てこなかったものですから、あえて
「宗教は?」と聞きますと、
その子は言うのです
「あのね、宗教は短すぎてすぐおわってしまうの。めっちゃ短いので、毎日あったらいいなあ」
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こんな会話をしながら、"ノートルダムの子どもたちは幸せだなあ"と心から思ったひとときでした。
*マタイ(19:13~15)
その時、人々がイエスのもとに幼子たちを連れて来て、その上に手をおいて祈っていただこうとした。すると、弟子たちはその人々を叱りつけた。イエスは仰せになった。「幼子たちをそのままにしておきなさい。私のところに来るのを止めてはいけない。天の国はこのような者たちのものだからである」と。そして、幼子たちの上に手を置いてから、そこをお去りになった。
シスターベアトリス田中範子
登録日:2016年3月22日/更新日:2016年3月22日