登録日：2016年2月19日／更新日：2016年2月22日

毎朝、地下鉄に揃って乗ってくる仲の良い兄弟がいます。

私はこの兄弟と一緒に歩いて学校に向かうことが多く、お兄ちゃんはいつも弟の話をしてくれます。

そんな彼が、今週の火曜日の登校中、やけに嬉しそうな顔をしています。

「何か嬉しそうやね。いいことでもあった？」
「今日のテレビ放送、弟が出るねん！」
「なんの放送なの？」
「スキーの報告！」
「それは楽しみやなぁ。」
「うん！！」

満面の笑みを浮かべているお兄ちゃん。
その横で歩いている弟も笑顔でした。きっとお兄ちゃんの喜びが伝わり、嬉しくなったからでしょう。

また、4年生の国語科では個々でリーフレットを作成しました。リーフレットとは宣伝や案内、説明等のための一枚刷りの印刷物のことです。

この学習で、お兄ちゃんは大好きな弟をリーフレットで紹介しました。

「どうして弟のことを書こうと思ったの？」
「弟、かわいいから書こうと思った。」と彼は言っていました。

そのリーフレットは愛情たっぷりの、心が温まるものでした。

弟も自分のことを書いてくれて、さぞ嬉しかったことでしょう。

 

登校中の話でも、リーフレットでも、私はとても幸せだなと感じていました。

優しさは、見ている人も、それを聞いた人も皆、幸せにしてくれるんですね。

また１つ、子どもから大切なことを教えてもらいました。

4年生　担任　　　沼田　遼

登録日：2016年2月19日／更新日：2016年2月22日