2月15日(月) 努力は裏切らない
登録日:2016年2月15日/更新日:2016年2月16日
先日、「第57回全京都小学生お話コンクール」(京都女子大学主催)を見に行ってきました。
というのも、私のクラスの児童が1名出場するからです。
このコンクールは京都府内の20校から計87人が参加し、そのうち私が見に行った3年生は19人です。
各々の児童が
「かぞくのこと」
「ともだちのこと」
「こころにのこっていること」
「しょうらいのゆめ」
の4つのテーマから自由に1つ選択し、5分でスピーチします。
ここですごいのが、5分間のスピーチをする最中、原稿を見ることができないということです。
5分もの原稿を覚えるのは大人でも大変なことです。
もちろん棒読みではだめで、そこに感情の起伏や身振り手振りを組み込んでいかなければ審査員の心をつかんで勝つことはできません。
みんなが帰ったあとも遅くまで残って練習をしました。
次の日来たら原稿をたくさん覚えてきていました。帰ったあとも家でたくさん練習したのでしょう。
そして、一生懸命に練習に励んで臨んだ本番...。
どの出場者のお話も迫真の演技で圧倒されます。
本人も集合からずっと不安そうな顏をしています。
何度声をかけても緊張がほぐれません。まあ、無理もないことですが。
そして、ついに順番がきてしまいました。
会心の出来でした。
子どもの持つ底力はすごいもので、緊張感をはねのけたそれは、練習よりも何倍も何倍も良いスピーチでした。
結果は3年生の最優秀賞。
賞をもらって満面の笑みになっている子を見ていると、とても幸せな気持ちになりました。
スピーチのテーマは「努力は裏切らない」という内容です。
その子は自分で自分のスピーチの内容を、その時私の目の前で体現してくれたのです。
3年担任 神田 賢人
登録日:2016年2月15日/更新日:2016年2月16日