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11月12日(木) 『ブンナよ、木からおりてこい』

登録日:2015年11月12日/更新日:2015年11月12日

 ND読書百選に、水上勉の作品、『ブンナよ、木からおりてこい』があります。作者が福井県で分教場の先生をしていた頃、子どもたちに話して聞かせた「蛙よ、木からおりてこい」が原本だそうです。
 木登りが得意なトノサマガエルのブンナは、土がえるたちから尊敬されていました。高い所から見た世界を、蛙たちに話して得意になっていましたが、ある日ついに椎の木のてっぺんまで上ってしまいます。椎の木のてっぺんは、実は、鳶の餌置き場でした。鳶にさらわれた動物たちは、鳶に食べられるまでの時間を椎の木の上で過ごすのですが、その間に各々が後悔したり、懺悔したり、自分だけ生きようと企んだり、生きる望みを見つけようとしたり、一切を諦めたり、自分を自慢したりします。椎の木の上でこれら様々なことを体験して地上に下りてきたブンナは、自分を自慢する気持ちがすっかりなくなって、ただ仲間と一緒に生きていられることをありがたいと思うようになります。
 鳶の餌として登場する、すずめ・もず・ねずみ・へび・・・たちの生き方や考え方は、私たち人間社会そのものを映しています。これは自分のことを言われているのでは?と思わせる所もあります。
 今までに、60余名の子がこの本を借りて読んでいます。「これは、自分だな、と思う動物がいましたか?」と尋ねると「はい。」と応えが返ってきます。 心に深く残る作品です。

図書館 シスターテレーズマリー

登録日:2015年11月12日/更新日:2015年11月12日

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