登録日：2015年10月 7日／更新日：2015年10月 7日

本校は2期制となっており、9月末に前期が終了し、数日後に後期が始まります。

その節目となった終業式の後、今年はある会が開かれました。
長年、お世話になった野村志歩先生が産休に入られ、先生を送るために4年生の子ども達が一丸となって、企画し実施したのです。
まず最初に、視聴覚教室には誰もいないと見せかけて、野村先生を誘い込み...ビデオメッセージを見ていただくという設定。子ども達1人1人の心こもったメッセージに、先生の涙があふれあふれ...「ハンカチ、持ってきたら良かった‥。」というお言葉ぽろり。その場に何食わぬ顔で居合わせた私も、子ども達のメッセージを見聞きして、何とも表現できない温かい気持ちになり、涙がじわじわ...。
そしてまさかのドッキリ...!!子ども達が椅子の下から登場!!ピアノ演奏をBGMに、再度メッセージを伝える子ども達。感極まって、送る会が終了かと思いきや...まだ送る会は続きます。

次は、講堂で4年生全員がスタンバイ!
一度、職員室に戻られた先生は、導かれるまま講堂へ。
その間、私も悟られないように講堂へ急いで移動!!
「みんな、あと○分で先生、来られるよ!!」、「用意は、いいかな??」、「静かに～!!」等、いろんな声が飛び交い、いよいよ先生をお出迎え。直前には、誰もがしーん...。話し声がだんだんはっきりと聞こえ、ドアを開けた先生。「...!」パタン...と一度開けられたドアを閉められ...。が、再びドアが開かれ、2度目の送る会がスタート!!!紙ふぶきが舞う花道を通り、先生は前へ。今度は、4年生の子ども達から歌と花束、メッセージ等のプレゼント。そして「先生～!!」と周りに集まる子ども達。本当に素晴らしい会でした。

この光景を始終目にして、改めて先生の人柄を実感しました。
同様に、子ども達の「心の豊かさ」にも改めて気づかされました。お世話になった先生(人)への感謝する心、惜しみなくそれを表す表現力や実践力。これまでの3年半、本校のノートルダム教育を受け、自然と身についたのだろうと感じました。もちろん、その背景には、これまでの保護者様のご家庭での教育、そしてご協力があってのことだと思います。

後期が始まって、1週間が経とうとしている今。
4月から先生にご指導や助言いただいたことを胸に、私自身一生懸命、目の前の子ども達に関わり、ノートルダムの学校教育に携わりたいと考えています。

図書館　4年生副担任　宮崎　有里

登録日：2015年10月 7日／更新日：2015年10月 7日