6月23日(火) じぶんだけのとしょかん
登録日:2015年6月23日/更新日:2015年6月23日
入学して3ヶ月がたったクラスの子ども達に、ND読書100選を配りました。
「わあ~、じぶんだけのとしょかんってかいてある~。」
「ほんとや~」口々に、話しながらND読書100選のページをぱらぱらとめくって、
「あっ、この本読んだことがあるよ~」
「私も、これ読んだよ。」
と、少々興奮気味の子ども達。
「この本はね、この小学校のシスター方や先生が、みんなにこんな本を読んで下さいって願って、作られたんですよ。」そう言って、ND読書100選の使い方を詳しく教えました。
翌朝、いつも1番で登校してくるMくんが、少しはにかみながら100選を携えてやってきました。驚くことに、Mくんはもうすでに本を何冊も読み終えていてその読書記録がびっしりと書いてあります。Mくんの『スーホの白い馬』を読んだ感想には「スーホがいっしょうけんめいそだててかわいがっていた白うまを けいばでとのさまにとられてかわいそうでした。白うまが やにさされてかわいそうでした。いつまでも スーホと白うまがいっしょにくらせたらいいのにとおもいました。」とありました。
また、Hさんは,『ぼちぼちいこか』を読んで感想をこう書いています。「わたしはこのほんがだいすきです。いちばんすきなのは、まじっくのしっぱいです。しっぱいしてもまたあたらしいことをがんばるのはだいじやとおもいました。わたしもあきらめずにいろいろがんばろうとおもいます。」
本は、子どもたちの頭と心の背丈を存分に伸ばします。
本は心の栄養です。子ども達の豊かな心を育み、確かな学力を獲得していくためには、読書にかかっていると言っても過言ではありません。読書力は、それほど重要な力です。子ども達が自分にとっての「かけがえのない1冊」と出会えることがきっかけで自分のものの見方や考え方を形づくったり、世界観が育つのです。
子ども達が「かけがえのない一冊」にいっぱい出会い、「じぶんだけのとしょかん」が豊かな宝ものになりますように。
登録日:2015年6月23日/更新日:2015年6月23日