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NDダイアリー

4月28日(火) あたたかいエール

登録日:2015年4月28日/更新日:2015年4月28日

写生会の日、子ども達の様子を撮影するために、カメラを持って植物園へ行き、まずは1年生のところを回りました。

ひとりの女の子が絵を描く手を止めてうつむいていました。自分と友達の写生をじゃまして這い回る虫を葉っぱですくって少し遠くへやろうとしたところ、まちがって死なせてしまったようなのです。
うなだれて泣きそうな友達を、となりの女の子はもう何分間もなぐさめ続けていました。
うつむいたまま、なかなか立ち直れないでいる子を見かねて、私は「あとで "ごめんなさい" ってお祈りしようか」と声をかけました。それでも、まだうなだれています。

そこへ、その後ろで絵を描いていた男の子のひとりが花壇の前に立ちふさがるように、つかつかと進み出てきました。

ちょっとカッコつける感じで女の子の前に立ち、でも優しく、彼はこう言いました。

「だれだって、しっぱいすることもあるよ」

そこへ間髪をいれずに別の男の子が後ろから声をかけたのです。

「だって、にんげんなんだから」

どこで、そんなかっこいいセリフを覚えたのでしょう。お家の人の言葉をまねたのでしょうか。
とにかく確かなことは、友達を励ましたい一心から出たあたたかい言葉だったということです。(1年生の先生に聞くと、女の子達と男の子達はクラスも違う、写生会でたまたま近くで描いていた子ども同士とのことでした。)

虫を死なせてしまってあんなにも悲しむ女の子、そして、あたたかい友達 ―― 1年生の子ども達の深い言葉にじーんとした後、快晴の空よりも晴ればれとした気持ちになりました。

IMGP8119

情報担当 井上 朋美

登録日:2015年4月28日/更新日:2015年4月28日

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