登録日：2016年3月10日／更新日：2016年3月10日

        

 

今年も年度末を迎えました。平成27年度の20組は、あと数日で解散です。

5年生の子どもたちと過ごしたこの一年をふりかえる時、一番に心に浮かぶのは、とらえようもないほどの大きなエネルギーと笑い声です。それらに包まれた毎日は、何とも幸せでした。

教職は、子どもたちの人生に関わる責任の非常に重い仕事であるとともに、その人格に触れ、変化、成長にあずからせていただける仕事でもあります。だからこそ、子どもたちの幸せな今と未来を願って全力で一日一日を大切に過ごしました。もちろん斜めに構え、反抗されたり、いろいろな問題を抱えた子どもたちのようすに頭を抱えたこともありました。でも、自分の感情を超えて、一人一人の子どもに対して、神様から尊いあずかりものとして精一杯働きかけてきました。

けれども実際には、子どもたちの持っている可能性をどこまで引き出せたのでしょう。自分に足りないもの、弱いものに目を向けさせて、全人格的な成長を促すことが本当にできたのでしょうか。その手ごたえを感じるには、まだ多くの時が必要なのかもしれません。

この一年間の関わりが、子どもたちの幸せな未来への一助となれていますように。

暖かい交流をさせていただけた毎日は、喜びそのものでした。

心からの感謝と祈りを込めて・・・。

稲光千賀子 

登録日：2016年3月10日／更新日：2016年3月10日