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授業紹介 クローズアップ

授業紹介 クローズアップ 2月号 図画工作科 【美術展】編

登録日:2014年2月20日/更新日:2014年2月22日

2013年度 美術展 

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本校の図画工作科では、1年間の学習の集大成として年度末の2月に美術展を行います。

学年2点(6年生は3点)の作品を出品します。NDホールがとても華やかにパワーに満ち溢れた場所に変化します。児童自身の成長を感じる機会でもあり、また友人の作品から学ぶ機会でもあり、次年度へのものづくりの意欲を高める機会でもあります。

ここで、各学年の取り組みについて紹介します。

 

1年生「3・2・1,GO!」

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ねら 

1.共同制作を通して、仲間と協力しながら一つの作品をつくる楽しさと達成感を味わう。

2.刷毛やローラーを使って、広い面に着彩する方法を学ぶ。

3.身近にある材料(空き箱やトイレットペーパーの芯など)から発想して制作に活かし、また、それらを接着する方法を学ぶ。

 

 クラスで一機の大きなロケットを作る。始めに、ロケットの本体となる大きなダンボール板に、共同絵の具を使って着色をした。刷毛やローラーを使用し、広い画面に体全体を動かして色を塗ったり、模様をつけたりする楽しさを味わった。次に、家で集めてきた身近にある材料を並べたり組み合わせたりしながらロケットを装飾し、木工用ボンドで接着した。共同制作であったので、クラスの仲間とどんなロケットにしたいのを話し合い、試行錯誤しながら、それぞれのクラスらしいロケットが完成した。

 (ちなみに、ノートルダムの1年生を乗せたロケットが降り立った場所は、3年生が作った宇宙人が住む、『笑いの星』であったという設定で展示を行った。)

 

2年生 「おしろ・きち」

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ねらい 

1.立体造形物を作る楽しみを味わい、立体感覚を身につける。

2.友達と協力して一つの作品を作りあげる喜びを味わう。

3.軽量紙粘土の素材の発展性を体験し、ふかめる。

 ここ数年、本校では1年生の後期のテーマで軽量紙粘土をペットボトルに張り付け絵の具で着色し、おひな様を作る造形活動を行っている。本テーマはそこからの発展テーマとしてとらえ、今年はじめて取り組んだ。世界に一つしかないようなお城又は基地をグループで考え相談し作る。いくつかのペットボトルや同素材の空き容器をビニールテープで固定し土台にした。次に、粘土に絵の具を混ぜ込んで様々な色粘土を作る。この過程では粘土に色が混ざり合っていく様子を視覚と触覚で体験しその面白さを味わう。皆で作った様々な色粘土を土台全体に薄く貼付け、出入口や窓やはしご、階段、通路等具体的な形をつくる。その際、形状によっては針金等の芯材を使用することも指導した。 完成が近くなった頃にグループの旗を作りお城・基地に取り付けて仕上げとした。

 

3年生 「笑いの星の宇宙人」

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ねらい 

1.粘土の特徴を理解し、作品に活かす。

2.動きのある、表情豊かな宇宙人にする。

3.立体物に彩色する時の絵の具の扱い方を理解する。

 まず、ウォーミングアップとして紙粘土を触りながら、どんなことができるか試してみる。丸めたり、型押しをしたり、平らにしたり、棒状にしたり。粘土は、満足するまでどんどん形が変えられることを理解した。 

 次に、ペットボトルとアルミ線2本を使って、宇宙人の骨組みを作る。二本足で立たせるのは難しいが、挑戦していた。骨組みができれば、紙粘土で笑いの星にいる宇宙人を想像しながら、宇宙人に紙粘土で肉付けを行う。

 次の週に、粘土が固まった宇宙人をファッションデザイナーになりきり、体の模様や洋服を考える。立体物に絵の具を塗る時には、垂れないように絵の具と水の比率を考えること、隣が乾いてから色を塗るなど注意しながら、彩色をする。最後に、ニスを塗り、完成とした。

 

4年生 「○○の化身」

4年お面○○の化身

ねらい 

1.紙の特性を生かし、貼り重ね立体的に表現する。

2.ホッチキスの止め方や和紙の貼り方などの技法を習得する。

3.「◯◯の化身」を想像する中で新しい形の発見、豊かな発想を生み出す。

4.作る手順を理解し計画的に作品づくりを行う。

  初めに世界各国の祭事や儀式で使用されるお面を紹介し、様々な形や表情豊かなお面の魅力に触れる機会を与えた。
 次に、各自の顔の輪郭に合わせた面の枠をボール紙で作り、そしてその枠に短冊のボール紙を格子状に組みホッチキスで留め、お面の骨組みを作った。一度装着し自らがお面をつけることで何かの化身になるように想像力を高めさせ、何に扮したのかキャラクターや物語を連想させ、気持ちを作品に込めるよう指導を行った。
 その後、立体的な骨組に3cm四方程度にちぎった新聞紙を、洗たくのりを用い2重3重に貼らせた。その際に、隣り合う新聞紙に隙間ができないように注意しながら、一部分は互いに重なり合うよう貼り付け原型を作成した。そして、さらに表面には和紙を貼り、絵の具で着色し、その上にニスを塗り仕上げた。装飾には異素材のモチーフをアクセントとして貼り付け、完成とした。

 

5年生 「未来都市」

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ねらい 

1.未来にあったらいいなと思う都市を考える。

2.建物の形にこだわる。

3.カッターの使い方を理解する。

 数年間、5年生では「未来都市」を課題としてきた。色付けをした年もあったが、今年は、材料のスチレンボードの白を活かし、建物の形にこだわった都市にすることを主にねらいとした。また、今年は人型模型を一体ずつ渡し、その人物がいる街を想像し、ストーリー性のある未来都市の設計を試みた。人型模型によって、建物の大きさも比較でき、有効な教材となった。また、建物作りの際に、ハーフカット(スチレンボードに折れ筋をつける)、厚みのあるスチレンボードを切る時には、カッターの刃を2目盛り出すことや、机と刃の角度、カッターの持ち方など全体指導の後、机間巡視の際に個々に細かく指導を行った。スチレンボードの材料の特性を活かした1作品1作品が豊かな作品となり、集合作品として展示することで、未来都市が完成した。

 

6年生「1年生の時の絵と6年生の自分」

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ねらい  表現活動を通して6年間の成長、変化を感じ、自分自身をみつめる。

 本テーマは多少の変化はあれ、長年にわたり本校の図画工作科が取り組んでいるテーマである。図画工作科では1年生の最初に描いた絵を6年生時まで大切に保管している。その「1年生の時の絵」と6年生で描く「自画像」と切り絵の技法で作る「好きな言葉」と思い出のある校内の場所を描く「スケッチ」の3点で構成する。数枚の色画用紙を各自で組み合わせた台紙にそれらを自由に構成し添付する。ねらいが、子ども達の今後の糧となればと願う課題である。

各テーマについて
 
1年生時「自由画」: 入学まもないこの頃、できる限りこども達が自由にのびのびと描けるように取り組む。
6年生時「自画像」: 全学年を通して自然の対象をよくみてじっくり描く事を指導している。このテーマでは鏡の中の自分を眼から描き始め、みえる線の微妙な表情も描くよう指導している。
「好きな言葉」:

4年生時に切り絵で[吊り]を学習し、5年生の未来都市でカッターナイフを扱う技術力を深め、6年生でのテーマに取り組む。
好きな言葉であり6年生として相応しい言葉を選ぶよう指導する。

「校内スケッチ」: 想い入れのある場所で視点と画面構成を考え、校内の好きな場所をスケッチする。

 

 

 
      
              
 
 
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 美術展は1週間開かれます。美術展2日前の放課後、全教員で準備します。子ども達の成長を図工専科の教員と担任とが分かち合いながら、作品を展示します。
 美術展の期間の休み時間には子ども達同士が作品をみて、共感し合ったり、発見し合ったりしている姿があります。また、図画工作科の時間では、各学年に沿った鑑賞の観点から作品と向き合います。開催中の土曜日、日曜日は家族で作品を見に来て、作っている時のエピソードや友達の作品の紹介、気に入った作品の紹介など、とても和やかな会場となります。
 図画工作科の授業では、表現だけでなく、鑑賞も同様に大切な学習活動として捉えています。表現、鑑賞、そして次の表現へと繋がり、経験を積んでいきます。

登録日:2014年2月20日/更新日:2014年2月22日

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